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zoom RSS 蜂の巣の子供たち(1948)

<<   作成日時 : 2014/03/30 14:40   >>

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帰る先のない復員兵(岩波大介)は降り立った下関駅で戦災孤児たちと出会う。孤児たちはそこで傷病兵に使われ、ピンはねされながら生き延びていたが、仕事を求めて東へ向かう復員兵に着いて来る。
戦前、松竹で巨匠の名を縦にした清水宏監督だが、戦後は松竹を辞し、戦災孤児たちを引き取って養育する傍ら、独立プロを作って映画を撮った。その最初の作品が本作。自らが引き取った孤児たちを主役に、他のキャストも全員演技未経験者で撮っている。
ドキュメンタリー的手法で撮ったロードムービー、おまけに子供が主人公とくれば清水監督の独壇場である。面白く無い訳がない。出て来る人は全員素人なのだから演技は大変稚拙である。だが、そんなことは全く気にならない。この監督にかかっては、俳優の演技など映画の余分な要素なのだろう。小津監督もそうだがサイレント映画で鍛えた人には映画監督としてそういう底力が有るような気がしてならない。脚本といいカメラワークといい脱帽するばかりである。
それよりも、感動的なのは、この監督の常に社会の最下層で生きている人に寄り添って生きようとする姿勢である。按摩や女郎は作品の登場人物としてお馴染みだし、非行少年や脳性麻痺児を扱った作品も有る。そういう人達を見つめ続けて生きた彼の代表作にふさわしい映画と言えよう。

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清水 節治

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
本編は社会の底辺に生きる戦災孤児たちのを愛情を持って見つめた傑作ですね♪別離のシーンは余りにも悲しいけれど秀逸!!
PineWood
2016/05/06 20:37
コメントありがとうございます。
色んな意味で、日本映画を代表する一本ですよね。
もっといろんな人に見てもらいたい映画です。
松木完之
2016/05/07 20:32

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