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zoom RSS その前夜(1939)

<<   作成日時 : 2014/04/13 21:53   >>

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大繁盛の池田屋の前の小さな宿屋、大原屋は、長逗留する絵師(河原崎長十郎)が居るばかり。主人(助高屋助蔵)は池田屋の主人と将棋に明け暮れる毎日。長男(中村翫右衛門)は新選組の隊士達を相手に洗濯屋の商売を始める。長女(山田五十鈴)は藝妓として奉公に出ているが、絵師の顔を見に度々帰ってくる。次女(高峰秀子)は、新選組の若い隊士(市川扇升)に恋心を抱いている。そんな折、絵師の下に長州武士の奥方(千葉早智子)が訪ねてくる。彼女を探しに新撰組が訪ねてきたのは、本格的に池田屋を襲う前夜であった。
山中貞雄の遺作となった原案を梶原金八(鳴滝組)が脚色し、萩原遼が撮った。冒頭に「山中貞雄に捧ぐ」と献辞が出る、戦死した翌年に作られた追悼映画である。それにふさわしく前進座総出演に加え、山田五十鈴、高峰秀子等の人気女優が絡むといった豪華なキャストで作られている。
池田屋事件という歴史的な事件の裏で生活している市井の人物の息遣いを活写するという山中貞雄の精神を受け継いで作られており、安心して楽しめる一作となっている。祇園祭という庶民の楽しみと、隊律厳しい新撰組を対比させながら進んでいく物語の構成は見事である。新撰組がのさばっている風景は軍隊がのさばっている時代への痛烈な風刺になっていることは言うまでもないだろう。それでも、庶民は強く生きていかなければならない。
それにしても、山田五十鈴は美しい。この妖艶さは凄みさえ感じる。

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