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zoom RSS 動脈列島(1975)

<<   作成日時 : 2014/08/02 17:59   >>

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新幹線の騒音に悩まされながら老婆(田中筆子)が息を引き取った。それを看取った大学病院の研修医(近藤正臣)は、騒音に対する抜本的な対策を打たなければ十日後に新幹線を破壊するという脅迫状を警察に送る。この事件の担当になったのは警視庁犯罪科学研究所々長(田宮二郎)だった。・・・
清水一行の原作を増村保造監督が撮った。「新幹線大爆破」と同じ年に公開されたが、サスペンス映画として観ると圧倒的に見劣りする。騒音公害に対する警鐘という原作のメッセージが有るだけに難しかったかもしれないが、新幹線を止める手口もちゃちで映画としての迫力に欠ける。又、田宮二郎演じる捜査官があまりに簡単に犯人を特定するのもリアリティーに欠けている。本来、これだけ大規模な犯罪が起こったとしたら大人数での捜査会議が行われて意思統一の徹底が行われる筈だがそんな気配もない。正義感に燃えて突っ走る犯罪者を、一人の天才的な操作官が邪魔をする。それだけの話になってしまっている。この操作官に感情移入しろというのはいささか無理があるように思う。下手なサスペンス仕立てではなく、騒音を撒き散らしてまで走り続ける新幹線の在り方に対して警鐘を鳴らす映画にするべきではなかったか?
犯人と捜査官の間に奇妙な友情が生まれていくのは面白かったが、それならば、犯人の心情を理解できるという明確なメッセージを入れるべきだろう。そうでないと、この作品自体のテーマが霞んでしまう。まあ、こういう作品を通して、いつの間にか「体制に疑問を持つ者=過激派=悪」のような単純な図式を刷り込まれてきたのかもしれないのだが・・・



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
新幹線を止める本作は、止まらなくしてしまう『新幹線大爆破』の方が映画的に面白いのは当然ですが、数年前に見て、これも結構面白いなと思いました。
ただ、近藤正臣が関根恵子、梶芽衣子らに次々とできてしまうのは変だと思いました。田宮二郎と近藤正臣のカッコ付け合戦には笑いましたが。
『新幹線大爆破』に比べれば
2015/01/03 08:13

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