第五福竜丸(1959)
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作成日時 : 2014/09/25 17:38
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焼津の港を出港した「第五福竜丸」は、予定を変更してビキニ海域でマグロ漁を行っていた。その時、ビキニ環礁辺りで閃光とキノコ雲を見る。それはアメリカが予告無しに行った水爆実験だった。・・・
水爆実験の放射能を浴び、船員が被曝し、無線長の久保山愛吉氏が死去した「第五福竜丸」事件の顛末を描いた新藤兼人監督作品。この事件の不条理さを訴えるのではなく、ごく普通の船員たちの日常生活が壊された様子が淡々と描かれていて、それが却ってこの事件の悲惨さを訴え掛けてくる。この映画では久保山氏(宇野重吉)が死去するまでしか描かれていないが、実際には、船員たちはその後被曝したことを隠して生きていかなければならないなど、悲劇は長く続く事となる。冷戦時代の難しい時代だったとはいえ、アメリカから被害者への謝罪や補償は一切なく、国家同士の政治決着で終わってしまった。今尚根強く続く反核運動の高まりの契機となった事件であり映画であったのだが、それだけで終わらせてしまって良かったのだろうか?私達は一生問い続けていかなければならない。
そういえば、今夏、この大気圏内核実験という暴挙を正当化する映画が公開された。それを又有難がって観に行く日本人が一杯居た。こんな不愉快な映画は公開を拒否するべきだと思うのだがどうだろう。
当時のニュース映像より
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