学校で虐められている中学一年生の少女(石原さとみ)の祖父(菅原文太)が刑務所から出所して帰ってきた。祖父の型破りな行動に最初の内は戸惑うが、学校の不良グループをたしなめるなど、男気溢れるその行動に徐々に親近感が湧いてくる。・・・ 筒井康隆の原作を、東陽一監督が撮った。ヤクザ映画のスター、菅原文太がそのままの役でホームドラマの主役をこなしているという、色々と美味しい作品である。この映画でデビューした石原さとみのアイドル映画という側面もかなり大きい。その上、菅原文太が予想以上に暴れ回ってくれる。この二つの要素だけで筋書きはどうあれ面白い。 その筋書きも、大人の世界の入り口に立った孫娘に対して大人の世界を見せてやろうとする祖父の確かな愛情が、少女を確かに成長させていく過程を確実に描写していて、感動を覚えざるを得ない。 只、最後に祖父の死によって別れを迎える訳だが、映画的には一捻り欲しかった所。 菅原文太は貫禄の演技。石原さとみも上手い。伊武雅刀、嶋田久作の二名が悪役として華を添えているのが嬉しい。 |
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