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zoom RSS 明治天皇と日露大戦争(1957)

<<   作成日時 : 2014/12/26 09:36   >>

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明治三七年、ロシアの南下政策に警戒した日本は、開戦を強く主張する世論の後押しもあり、御前会議で、ロシアに宣戦することを討議した。しかし、明治天皇(嵐寛寿郎)は国民の犠牲を思って開戦には反対する。 ・ ・ ・
渡辺邦男監督作品。当時、国民の五人に一人は観たというか記録的な観客動員数を誇った映画。敗戦から十年余しか経っていない当時に、こういう戦意高揚映画もどきの映画が大ヒットした事は、当時の日本人の鬱屈した心情をよく表していて非常に興味深い。映画の内容は二百三高地の死闘と日本海での大海戦を中心に、日露戦争の勃発から日本の勝利までを追っているだけなのだが、後の映画と異なるのは、明治天皇を主役に御製の和歌も交えながら臣民の苦難をおもんばかる姿をクローズアップして描いてることである。それまでは、天皇陛下を画面に映すこと自体、不敬とされ、実現されなかったのだが、ここでは台詞もあり、天皇の人物像が丁寧に描かれている。このことだけでも画期的な試みであると言えよう。また戦闘シーンの迫力も、この当時の映画としては抜群に良く出来ており、シネマスコープの画面に釘付けになったのではないかと思われる。
それにしても、この映画の中だけでも「天皇陛下万歳」と言って何人の兵士が戦死していたのだろう。そして、開戦を望んだのが大衆であり、それに反対したのが天皇であるという構図、そして勝利を一番喜んだのも大衆であったという事実。これを一般庶民が何の違和感もなく喜んで見ていたのだから、日本人の精神には第二次世界大戦の敗戦など何の影響もなかったのだろうと思ってしまう。極端に言ってしまえば、あの敗戦は少し運が悪かっただけで、又天皇陛下を中心に戦えば、どこが相手であっても、また神風が吹いて勝利するという位に思っていたのかもしれない。それを思うと日本と諸外国との認識の差は昔から埋めがたく存在しているのかもしれない。そういうことも考えさせられる映画であった。



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