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zoom RSS 昭和残侠伝(1965)

<<   作成日時 : 2014/12/03 23:10   >>

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終戦後、浅草の露天商を仕切ってきた神津組の親分(伊井友三郎)は、勢力を伸ばしてきた新興ヤクザに射殺される。跡目に指名した組員(高倉健)が復員して来た。彼は、様々な妨害を受けながらも懸命に露天商のために奔走するが・・・
「昭和残侠伝」シリーズの第一作。監督は佐伯清。本シリーズの他の作品と異なり、終戦後を舞台にし、昔ながらの侠客道が滅びていく様を描いている。主人公達は時代の流れに付いていけない不器用な人間である事を自覚しながら生きている。冷静に見ると悪役として描かれている新興ヤクザの方が上手に時代を読み、これからの商売の在り方を心得ている。歴史を見ても、この時代から現在に至るまで、経済システムに則って金を集めた人間が大手を振って歩く世の中である。
そういう大きな流れに逆らって貧しく不器用な人達の為に奔走する主人公の姿は、必然的にどの時代でもヒーローである。大衆はそんなに器用に生きられる筈もなく、器用に大金を集める一握りの人達に翻弄されているのだから。たとえ映画の中と言えども、大衆の側に立ってくれる人が一矢報いてくれると溜飲を下げる事が出来る。
本作品の中で、主人公は侠客商売を止めて貧しい人々の中に入っていこうとする。こうやって、自分の手で葬り去ろうとしている侠客道と心中しようとするのが最後の殴り込みである。そういう風に考えると「悪い奴らをぶった切る」という単純なストーリーでは無い奥深いものが見えてくる。それ故、新しい時代の到来を予感させるラストシーンは胸に迫ってくる。
主人公の高倉健の危なげ無い演技はともかく、若い衆を演じた梅宮辰夫、松方弘樹の活気に溢れた演技、悪役の水島道太郎、山本麟一の貫禄は流石である。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
非常に静かで、抒情的な映画でしたね。佐伯清は、伊丹万作の弟子で、橋本忍を黒澤明に紹介するなど、世話好きな良い人だったそうです。
戦争中は東宝にいましたが、戦後は東映東京でもかなり良い作品を作っています。
このシリーズは、当初は東京で、後に京都に移って製作された珍しい映画です。大映の『陸軍中野学校』も最初は東京で、後には京都で作られたシリーズですが。
さすらい日乗
2014/12/10 12:19
佐伯清監督の映画は、ホンがしっかりしているイメージが有るのですが、それも伊丹万作の影響ですかね?
松木完之
2014/12/11 07:46

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