獄中の顔役(1968)
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作成日時 : 2015/03/10 22:16
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刑期を終えて出所してきた男(高倉健)は、以前世話になった組長(竜崎一郎)のところへ戻ってきたが、競馬場の利権をめぐる争いから、敵対する組に殴り込みをかけて、刑務所に戻った。その刑務所には敵対する組の組長(遠藤辰雄、後、遠藤太津朗)も入所していた。・・・
降旗康男監督作品。高倉健が主役のシリーズの良い所だけを持ってきて繋ぎ合わしてみたものの、収拾がつかなくなってどこを観せたいのか分からなくなったというのが正直な感想。「昭和残侠伝」では欠かせない存在として出演する池部良も本作品では、結局、主人公を最後には裏切ってしまうという中途半端な存在であるし、「網走番外地」の嵐寛寿郎の代わりに出てくる島田正吾も嵐寛寿郎ほどの凄みを感じない。「緋牡丹博徒」で人気が出てくる前の藤純子もヒロインとして出演しているが、中途半端な印象を免れない。最後の主人公の殴り込みも、単純に親分の敵を討っただけであり、あまり正義感溢れた行動のようには見えず感情移入出来なかった。獄中の話が主になっているので仕方が無い面もあるのだが、敵対する組が一般世間に対して行った悪行を少し描いておけば良かったのかも知れない。
高倉健の人気で何とか持たせようという魂胆だけでは良い作品は期待できないのは当たり前かもしれない。遠藤辰男と天津敏が兄弟で扮する悪役の演技には凄みがあり、その演技を見るのは非常に楽しかった。
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