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zoom RSS 家庭の事情 ネチョリンコンの巻(1954)

<<   作成日時 : 2015/05/06 09:44   >>

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被曝したマグロが打ち上げられて、人が来なくなった海水浴場の人気を復活させる事を依頼された宣伝会社社長(トニー谷)は、相棒(谷晃)と一緒に、外国人の水泳選手や大富豪になりすまし、様々な企画で海水浴場に人を呼び戻す。
三木鮎郎の原作を小田基義監督が撮った。トニー谷主演の「家庭の事情」シリーズの最終作である。人気絶頂だったトニー谷の魅力を全面に押し出した作品であり、それ以上のものを観客も要求しなかっただろう。トニー谷といえば、独特のリズム感から繰り出す歌と、トニングリッシュと呼ばれた独特の「インチキ英語」であるが、その魅力も十分に発揮されている。
当時、トニー谷が扮したインチキ外国人が受けたのは、欧米との戦争に木っ端微塵に敗れ去った敗戦国民の鬱屈した心情の裏返しなのだろうが、この映画は全体にインチキ外国人が大活躍し、どう見ても格好良くない彼等に日本の女性が殺到する姿は、トニー谷が流行するということも含めて時代の風潮を激しく皮肉っているようで面白かった。
考えてみると、トニー谷の人気が急速に衰えていったのは、昭和三十年代、所謂高度成長期で、敗戦以来の「欧米コンプレックス」からようやく抜けだそうとしつつ有った時期と重なっている。錯覚だったかどうかは兎も角、再び経済的に欧米と肩を並べることも可能かと思われてきた時代になっては、トニー谷の存在は、忘れ去ってしまいたい過去の象徴として大衆から忌避されるようになったのであろう。そう考えると、不幸な芸人であった。



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
なんとなく日本人のコンプレックスを刺激するところがあったと思います。これも見たい映画ですね。
トニー谷は
2015/05/07 07:58

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