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zoom RSS 激動の昭和史・沖縄決戦(1971)

<<   作成日時 : 2015/08/19 15:59   >>

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太平洋戦争末期、南洋上の島で次々と敗れた日本軍は、沖縄を最後の砦と考え牛島中将(小林桂樹)以下二十万の大軍を沖縄に配備した。しかし、昭和二十年四月一日、米軍は沖縄に上陸し、日本軍は敗走につぐ敗走を余儀なくされた。・・・
新藤兼人の脚本を岡本喜八監督が撮った。沖縄での日本軍と米軍との衝突を最初から最後迄描き切った。二時間半で日本軍が壊滅するのだから、途轍もないペースで人が死んでいく。特に後半は正視に耐えない。戦闘での死者だけでなく、自決や日本軍が民間人を殺すなど無駄な殺戮が続いていく。この過程をテンポよくエピソードを重ねていく方法で観せてくれる。岡本監督の手腕が十分に発揮されている。
一番大きな問題は、沖縄に全戦力を投入するのか、本土決戦まで見据えて持久戦に持ち込むのか、最後まで大本営の方針が定まらなかったことに有るのかも知れないが、沖縄が日本の一部だと思っていたのならば、沖縄に上陸を許した時点で速やかに終戦工作に移るべきだったと感じる。この作品を見る限り、沖縄での戦闘は、戦いと言えるようなものではなく、戦略も何もない自滅にすぎない。その実像を、軍内部のみならず、庶民レベルでも描き切っている所が本作品の凄まじいところであろう。
少し引いて見ると、日本本土に住む人間にとって、沖縄は意識の何処かで日本ではないと思っていたと考えざるを得ない。そして、その意識は残念ながら今も日本人の中に有る。それを率直に認めない限り、沖縄と日本の良い関係は永遠に築けないだろう。
ラストシーン、幼女が累々と重なり合う死体の中を歩いて行って、落ちていた水筒に残っていた水を飲み干す。このシーンに込めた一筋の明るいメッセージを活かすも殺すも我々次第ということかもしれない。



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