東京大空襲 ガラスのうさぎ(1979)
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作成日時 : 2015/08/06 17:41
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太平洋戦争末期、母(長山藍子)と妹(岩井小百合等)を東京の空襲で失った少女(蝦名由紀子)は、父(長門裕之)も疎開途中に爆撃で命を落とした。終戦後、次兄(佐久田修)が復員してくるが、一緒に住むことは出来ない。・・・
実体験を基にした高木敏子の原作を立原りゅうが脚色し、橘祐典監督が撮った。社会的な問題を掘り下げて撮り続ける橘監督らしく、単なる反戦映画に終わらせず、戦争によって変わっていく人間の心理とその不条理さを、少女の眼から鋭く指摘する力作である。とかく観念的になりがちな子供向けの反戦映画の中では、非常にリアルな描写に徹していて、それだけに観客の胸を打つ。戦争で、人間がどういう不幸を背負わされるのか、もう一度立ち止まって考えたい。
主役の蝦名由紀子は多くのテレビ番組に出演していたので非常に芸達者である。映画出演がこの一本で終わってしまったのは残念。脇をベテランが支えていて危なげない。寅さんのおばちゃん役で有名な三崎千恵子の主人公をいびる姿などたまらない。最近、アニメでリメイクされたそうだが未見。
尚、主題歌の海援隊の「肩より低く頭をたれて」は名曲。
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