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zoom RSS 喜劇大誘拐(1976)

<<   作成日時 : 2015/09/14 16:01   >>

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通勤仲間の四人(三木のり平、森田健作、小倉一郎、岸部四郎)は、夫々人に言えない事情を抱えて鬱屈した生活をおくっていた。飲み屋での与太話から、選挙に打って出ようとしている土地成金(小池朝雄)の孫(松崎浩幸)の誘拐を実行するが、実際には母(ミヤコ蝶々)の誘拐をしてしまう。ところが、犯人達の話を聞いた母は、協力すると言って、誘拐された芝居をし、息子に五億円を要求するが・・・
瀬川昌治他の脚本を前田陽一監督が撮った。天藤真の小説「大誘拐」やそれを原作とした映画「大誘拐 RAINBOW KIDS」は、この作品を元に作られたといえるだろう。誘拐という題材を使いながら、軽妙な人情喜劇に仕上げてしまう前田監督の手腕は流石である。悪質な不動産屋によってマイホームの夢を断たれたり、リストラされたことを病気の妻に言えなかったりする犯人達の事情を、細かく描写して、社会の格差を活写して見せてくれている。又、自ら身代金を要求することにより、子供の自分に対する愛情を試してみたくなる母親の心境などを併せて描くことにより、人間が生きていくのに本当に必要なものは何なのかを考えさせられる作品になっている所が実に心憎い。結局、身代金はゴミになって消えていくのだが、この結末に、登場人物誰もが満足そうなところが実に痛快である。喜劇というものはこうあるべきだというお手本のような作品でもあるだろう。特に後半部分は、身代金をめぐるドタバタ騒動の要素も加わって、面白く観ることが出来る。映画全編に流れるいずみたくの軽快な音楽も実によく似合っている。
軽いように見えて、深い悲しみを携えている老人を飄々と演じたミヤコ蝶々は必見である。小池朝雄のぶっ飛んだ演技と、悪知恵の働く選挙参謀を演じた、若かりし日の立川談志もこれ以上ない嵌り役であろう。少し間抜けな小池朝雄の息子を演じた千田孝之という俳優、好きだったのだが姿を見ない。どうしているのだろう?



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