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zoom RSS 天空の蜂(2015)

<<   作成日時 : 2015/10/11 21:53   >>

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自衛隊用超巨大ヘリが遠隔操縦でハイジャックされ、その開発技師(江口洋介)の息子(田口翔大)が乗り込んだまま原発の上空でホバリングを始めた。「天空の蜂」を名乗る犯人は、日本にある全原発の破棄を要求してきた。要求が受け容れられない場合は、爆薬を積んだヘリを原発に落とすという。開発技師と原子力設計士(本木雅弘)は、この危機を回避すべく奔走するが・・・
東野圭吾の原作を堤幸彦監督が撮った。原発を扱った映画ということで、ある社会的なメッセージを強く打ち出した映画のように見られがちだが、サスペンス的な要素を強く打ち出した娯楽映画としても十分に楽しく見える。 VFX技術を用いた画面もなかなか迫力があり最後までハラハラしながら見ることが出来るのは嬉しい。これは、社会性の強い作品から娯楽作品まで幅広い作品を作っている堤監督にしか出来なかった芸当かもしれない。現在では珍しいプロフェッショナルの監督と言えるかもしれない。
それでもやはりこの作品の大きな柱は、原発をめぐる日本人の曖昧な対応がもたらしてきた罪と罰である事は間違いない。この点もこの作品は、ある意味では原作以上にしっかりと見つめている。重要な問題になればなるほど沈黙してしまう大衆が犯してきた大きな罪の犠牲者が掃いて捨てるほど出てくる。この作品の突きつける現実は非常に重いものがある。その部分を作品の中であえて強調せず、風景の一部として挿入していたところにこの作品の本当の怖さを見たような気がした。観客に対して、あえてこの描写を見なかったことにして過ごすことも出来るんだぞ、と脅迫し、その態度がこういう悲劇を起こすんだということに気づかせる。恐ろしい作りになっているのだ。原発ジプシーを扱った映画も原発に関する利権を扱った映画を過去にはあったが、こういう娯楽作品の中に忍ばせたものは少なかったように思う。原発に対する様々な利権やからくりが明らかになった現在だからこそ、大衆皆が見るべき映画であろう。
それにしても、原発の大きな事故が日本では起こっていなかった時期に書かれたこの原作の中で、警鐘を鳴らされた日本国民があれだけの大事故を経験した後も、原発を破棄できない姿を見るにつけ、本当に恥ずかしくて愚かな国民だと思うのは私だけではないだろう。



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