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zoom RSS 喜劇あゝ軍歌(1970)

<<   作成日時 : 2016/03/09 18:01   >>

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戦死者を祀ってある御霊神社に遺族を案内している観光業者(フランキー堺、財津一郎)は、ある日、老婆(北林谷栄)を案内するが、彼の息子(大村崑)も二人同様、気違いのふりをした脱走兵で眼前で戦死した男だった。
前田陽一監督作品。戦争に拘った映画なのだが、主人公が気違いを演じて戦闘から逃れてきた脱走兵という設定が面白い。そうでありながら、御霊神社(敢えて靖国神社とはしていない)に参拝者を案内することで生計を立てている。それは、戦死者に対する畏敬の念からではなく、何もいい事をしてくれなかった戦争という物を利用してやろうという根性が見え見えなのである。それは、ある種の国家に対する復讐であり怨念の表れといえるかもしれない。そこに集まってくるのは、脱走兵ということで御霊神社に息子を祀ってくれなかった老婆とそれぞれに孤独な若者たちである。そういう彼等がたどり着いた結論が御霊神社を標的にした賽銭泥棒というのは分り易い話である。この扱いようによっては重く暗い話を単なる軽妙な喜劇に仕上げてしまうのは、前田監督のいつもの業であるが、見事としか言いようがない。話の中に戦争を知らない若者を絡めて彼等が戦争を引きずっている人達を理解し同化しながら疑似家族を作っていくのも得意の筋書きであるが、落ち着きを持って面白く観ることが出来る。
フランキー堺と財津一郎、北林谷栄の共演は、流石に面白い。アフリカに行かせてくれと転がり込んでくる若者を演じた真家宏満は元祖「ジャニーズ」のリーダー。
それにしても、本編中に流れる「九段の母」にはいろいろな感慨が籠っていて泣かされる。戦争を知らない世代が上っ面の感情で戦争を語ることの愚かさについて静かに考えてみたくなった。



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