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zoom RSS サヨンの鐘(1943)

<<   作成日時 : 2016/11/02 21:36   >>

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日本占領下の台湾の高地に住む原住民の娘サヨン(李香蘭、後山口淑子)は、近所の子供達を引き連れながら豚の世話をして毎日を楽しく暮らしていた。内地への留学から帰ってきた恋人(島崎溌)と一緒に女人禁制の湖に入ってしまったサヨンは村から追放されるが、子供達が食料を持ってきてくれる。 ・ ・ ・
台湾で実際にあった日本の警察官の出征の見送りの途中で少女が遭難した事件を題材に、清水宏監督が撮った。台湾の先住民に対する皇民化教育を奨励する国策映画なのだが、肝心の皇民化教育を行っている日本の警察官の苦労話やその素晴らしい働きぶりが強調されているわけでもなく、映画の大半は李香蘭の扮する天真爛漫な少女と子供達の生き生きとしたふれあいを描くことに割かれていて、国策映画の役割をあまり果たしていないように見える。
ヒロインが子供と一緒に豚を追いかけるシーンや厳かなはずのサヨンの葬列に豚やアヒルが参加しているシーンなどは独特のユーモアが漂っており、清水監督の手腕を見せつけられると同時に、この映画の趣旨にささやかな抵抗を示しているのかとすら勘ぐりたくようなるようなシーンが続く。
当然、同業者も含めて清水監督は非難の的になったのであろう。この作品が本格的に松竹で撮った最後の作品になってしまう。松竹現代劇の屋台骨を背負った監督としては、若干寂しい成り行きではあるが、安易には妥協できない不器用さがこの監督のたまらない魅力の一部をなしているとすれば仕方ないことかもしれない。
そういうこととは別に、この時代に絶大な人気を誇った李香蘭の魅力の一端が垣間見える作品として鑑賞するのも良いだろう。



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