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zoom RSS ひろしま(1953)

<<   作成日時 : 2016/12/16 17:18   >>

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広島の高校で原爆を扱った授業中に女学生(町田いさ子)が倒れた。被曝による後遺症の白血病を患っていたのである。担任教師(岡田英次)は、改めて原爆が広島の生徒たちに与えた影響の大きさに愕然とする。 ・ ・ ・
日本教職員組合が制作した関川秀雄監督作品。原爆が広島の人間に与えた影響を余すところなく伝えようとしている力作である。皆が原爆のことを忘れようとしている戦後の描写から入り、回想の形で原爆投下当日の様子を長々と描写し、孤児になってしまった一人の青年の生き様を描写することで終わっている。とても直視できないほど、原爆投下直後の広島の地獄絵のような様子を再現しており、現在となってはこのシーンを観るだけでもとても価値のある作品になっている。そして、この映画が教えてくれるのは、原爆の犠牲になったのは被爆者の身体だけではなく精神的な苦痛の方がはるかに大きかったと言うことであろう。被爆したことを誰にも話せず隠しながら生きていけなければならなかった人達の悔しさを思う時、同じ日本人ですら被爆者に対する加害者になってしまっていたということに気づく。もう二度と、こういう悲劇を繰り返さないと同時に、いま世界で続出している戦争被害者に対して、寄り添っていくという生き方を深く心に刻みつけておきたいものである。長い間、幻の作品と言われていたものであるが、現在ではDVDも販売されているようだ。ぜひとも観ていただきたい映画の一本である。



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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
これは結構いい作品だと思うのですが、公開後は同趣旨の新藤兼人の『原爆の子』に隠れ、ほとんど忘れられてしまいました。その理由は、新藤兼人が監督として有名になっていくのに対し、関川秀雄は次第に評価が落ち、最後は梅宮辰夫主演の「夜の青春シリーズ」の娯楽映画監督になるなどがあったと思う。個人的には、蜷川幸雄が出てくるなど興味深いのですが。

それに、ここでも感じたのは、戦時中のシーンの迫力で、当時の日本人にとって戦時中は非常に高揚した時代だったのだなということです。
現在で言ってみれば、サッカーワールドカップで日本が優勝したような興奮が太平洋戦争の初期にはあったであろうということです。
二つのことを感じました
2016/12/21 09:16
コメントありがとうございます。
本当にこの作品は戦争を描いた他の作品と比べても、非常に優れた作品と思います。独立プロの製作ですのであまり上映される機会に恵まれなかったのだと思いますが、今からでも多くの人に見てもらいたいですね。
関川監督は、いろいろな話題作や大作を数多く手がけた監督ですから無難な人選だと思います。記録映画も多く手がけていますからね。
戦時中の雰囲気は、やはり戦時中に作られた映画に聞いてみるのが一番かと思います。太平洋戦争開戦当初は快進撃を続けた時期がありましたからね。大多数の国民が勘違いしていても仕方がなかったのかもしれません。映画は何のてらいもなく時代を映してるものだと思います。
松木完之
2016/12/21 15:10
このころは、よかったようですが、晩年はアルコール依存だったようです。考えれば、戦時中は戦意高揚映画を作っていたのに、戦後は反戦映画を作ったことのやましさもあったのかもしれませんね。
さすらい日乗
2016/12/25 13:00

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