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みんなの「ま行」ブログ

タイトル 日 時
モスラ対ゴジラ(1964)
モスラ対ゴジラ(1964) 大きな台風が過ぎ去った翌日、大きな卵が海岸に打ち上げられた。早速新聞記者(宝田明)が駆け付け取材を始めるが、興行会社の社長(田島義文)が住民から買い取って、レジャーランドを建設しようとしていた。そんな折、新聞記者の前に小美人(ザ・ピーナッツ)が現れ、あの卵はモスラの卵だから返してくれと言う。ちょうどそこに地底からゴジラが現れる・ ・ ・ 本多猪四郎監督作品。モスラとゴジラが対決するシーンを撮りたかったという気持ちはよく分かるが、モスラが人間の味方になってゴジラを倒してくれるという話に持って... ...続きを見る

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2016/12/23 22:40
みかへりの塔(1940)
みかへりの塔(1940) 問題のある児童ばかりを集めた救護施設では、院長(奈良真養)を始めとして職員たち(笠智衆、大山健二、三宅邦子など)が擬似的な家庭の父母になり、懸命に指導していた。今日もまた、一人の父親(坂本武)が自分の手に負えない娘(野村有為子)を連れてやってきた。・・・ 大阪の救護施設「修徳学院」の院長、熊野隆治の手記を豊島与志雄がまとめた小説を原作に清水宏監督が撮った。社会的なテーマがバックにあるだけに、部分的に重く考えさせられるところもあるが、基本的には明るい活発な子供たちの群像劇である。子供達の生き... ...続きを見る

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2016/12/02 11:52
無敵のハンディキャップ(1993)
無敵のハンディキャップ(1993) 障害者プロレス団体「ドッグレッグズ」を描いたドキュメンタリー映画。 天願大介監督の初の長編映画である。現在では、プロレス好きならば知らない人はいない障害者プロレスの老舗団体であるが、この映画が撮られた時にはまだ発足間もなくプロレスの興行というよりは福祉団体の余興のような段階である。ドッグレッグズが設立された経緯やその一人一人の生の想いが伝わってくる作品に仕上がっている。一言で言えば「障害者も同じ人間だ」という簡単な言葉に凝縮された欺瞞性の中で、障害者はどのようにして自己表現ができるのかを突き... ...続きを見る

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2016/11/01 17:01
蜜のあわれ(2016)
蜜のあわれ(2016) 老作家(大杉漣)は近くの金魚売り(永瀬正敏)から買った金魚を愛していた。この金魚、時には少女(二階堂ふみ)の姿になって誘惑してきたりもする。そんな様子に嫉妬して、昔の恋人(真木よう子)の幽霊が現れて少女に纏わり付くようになる。 ・ ・ ・ 室生犀星の原作を石井岳龍監督が撮った。もともと原作が変な話であって、こんな話をよく映画にしようと思ったものだと、その発想と勇気に恐れ入る。石井監督が撮ってきたテーマには似つかわしい話だとは思うが。死の影に怯えながらなお色恋沙汰に執着する主人公の姿はある年... ...続きを見る

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2016/10/05 13:55
幕が上がる(2015)
幕が上がる(2015) 軽い気持ちで高校の弱小演劇部の部長を引き受けたさおり(百田夏菜子)だったが、そんな彼女の前に「学生演劇の女王」と呼ばれていた吉岡(黒木華)が現れる。吉岡からヒントを貰う度に、演劇部員たちはその面白さを知り、演劇の虜になっていく。さおりの書いた「銀河鉄道の夜」を上演し、地区大会を突破するが、・・・ 平田オリザの原作を喜安浩平が脚色し、本広克行監督が撮った。ももいろクローバーZが主演するということで話題になった作品だが、内容は正統すぎるほど正統な青春映画で、ももいろクローバーZを見に行った人は... ...続きを見る

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2016/02/16 22:45
みんなの学校(2015)
みんなの学校(2015) 大阪市立大空小学校の目標は「不登校ゼロ」。発達障害の有る子供も同じ教室で学ぶこの学校では教職員、地域の人々が一丸となって、一人一人の抱えている問題に取り組んでいる。・・・ 関西テレビの報道畑でドキュメンタリー番組を手がけてきた真鍋俊永の初監督作品。統合教育のあり方を考える何か何処かに肩苦しさの残る作品を想像して観に行ったのだが、良い意味で裏切られた。小学校の様子を一年間にわたっていきいきと撮っていて、思わず、映画の中に入ってしまって、子供と一緒に泣いたり笑ったりしてしまった。拗ねた子供の表... ...続きを見る

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2016/02/14 23:00
ミヨちゃんのためなら 全員集合!!(1969)
ミヨちゃんのためなら 全員集合!!(1969) 漢方薬店の主人(いかりや長介)は、赤子を置いて妻(大森暁美)に逃げられ、薄給の従業員達(荒井注、高木ブー、仲本工事)にも逃げられて、残った従業員(加藤茶)にどうしようもない怒りをぶつけながら、仕事をしていた。その工場から出る悪臭が近所の不評を買い、立ち退き運動が起こる。主人たちの高校時代の恩師(ハナ肇)だけは反対したが、・・・ 渡辺祐介監督作品。ドリフターズの映画シリーズ第九作。どちらかと言うと、親子を演じたハナ肇と倍賞美津子の映画であり、肝心のドリフターズは、コメディーリリーフ役に徹して... ...続きを見る

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2016/02/12 22:08
めし(1951)
めし(1951) 恋愛結婚をした夫婦(上原謙、原節子)は、赴任先の大阪で生活していたが、倦怠期を迎えつつあった。そんなある日、主人の姪(島崎雪子)が家出してきて転がり込んでくる。・・・ 林芙美子の遺作を成瀬巳喜男監督が撮った。戦後の新しい時代の夫婦のあり方を考えていく中での専業主婦のちょっとした心の揺れやざわつきが手に取るように描かれていて面白い。姪と主人の何でもない親しげなやり取りに抱いた嫉妬心が抑えられなくなっていく過程もどことなく滑稽に見えてくるのが、成瀬演出の心憎い所。しかし、それで姪と一緒に今度は... ...続きを見る

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2015/12/08 16:33
マンゴーと赤い車椅子(2014)
マンゴーと赤い車椅子(2014) 事故で下半身不随になった看護師(秋元才加)は、絶望の淵に立たされるが、同室の人達(松金よね子、杉田かおる、吉岡里帆)や祖母(三田佳子)とのメール交換などに支えられて、徐々に立ち直っていくが・・・ 仲倉重郎監督作品。自らも車椅子生活を送っている監督の心意気は十分に伝わってくるのだが、一歩引いて劇映画、それもアイドル映画として観ると、余分なものを詰め込みすぎて上手く収集がつかなくなっている。不倫相手(森宮隆)との別れと、脊髄腫瘍に冒されたミュージシャン(NAOTO)との新しい恋の行方に的を絞っ... ...続きを見る

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2015/12/05 17:35
燃えつきた地図(1968)
燃えつきた地図(1968) 失踪した男の調査を依頼された興信所の男(勝新太郎)は、早速その妻(市原悦子)から話を聞くが、協力的ではない。行きつけのバーの店主(信欣三)も非協力的である。ようやく、部下(渥美清)からヌード写真の撮影をしていたことを聞くが・・・ 安部公房の原作、脚本を勅使河原宏監督が撮った。安部の作品の中でも難解なものの一つだが、流石に原作者が脚本を書いているだけのことはあって、原作の主題、雰囲気を上手く映像化している。時々出て来る勅使河原監督のユニークな演出もそれなりに有効である。主演の勝新太郎は、私の... ...続きを見る

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2015/11/24 16:19
祭りの準備(1975)
祭りの準備(1975) 高知県中村市(現四万十市)の信用金庫で働く青年(江藤潤)は女グセの悪い父親(ハナ肇)が家を出て行った後、母親(馬淵晴子)と二人暮らしであった。映画好きの彼はシナリオライターを目指し修行していたが、思いつくのは身近にあるドロドロした男女関係の話ばかりであった。 ・ ・ ・ 中島丈博の脚本を黒木和雄監督が撮った。中島丈博の自伝的なシナリオで昭和三十年代の四国の田舎の話なので、現在から見ると信じられないような人間関係が次々と描かれている。この時代を知っている人にとっては懐かしくもあろうが、知らな... ...続きを見る

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2015/10/15 11:09
魔女の宅急便(2014)
魔女の宅急便(2014) 魔女の家系に生まれた少女(小芝風花)は、一人前の魔女になるため見知らぬ町で暮らすという修行に出る。海辺の町に魅力を感じた彼女はそこのパン屋(尾野真千子)の家に居候になり、 「お届け屋」を始めることにする。 ・ ・ ・ 角野栄子の原作を清水崇監督が撮った。宮崎駿監督の作品と異なり、原作の持っている味を忠実に映像化している。少女の成長にあくまでも焦点を当てた構成は、オーソドックスだが心地良い。又、小豆島でロケをしたという風景も等身大の少女の心を持った主人公に感情移入しやすい。只、多用されるVF... ...続きを見る

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2015/10/08 21:44
ムッちゃんの詩(1985)
ムッちゃんの詩(1985) 十二歳のムッちゃん(磯崎亜紀子)は、横浜の空襲で母と弟を亡くし、大分の伯父を訪ねたが、伯父夫婦も亡くなっており、伯父の娘(佐藤万理)が居るだけだった。料理屋で働く彼女のもとに身を寄せるが、やがて結核に冒され、感染を恐れる周囲の声で、防空壕の中で一人寝かされる。・・・ 実話を元にした中尾町子の原作を堀川弘通監督が撮った。本当にこんな話があったのかと思うほど残酷な話である。空襲で身内を全部奪われ、最後には周囲の人間に見捨てられて死んでいく。彼女を殺したのは、戦争ではなく周囲の人間である。この作... ...続きを見る

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2015/06/11 21:07
盲獣(1969)
盲獣(1969) 盲目の男(船越英二)は、芸術写真のモデルをしている女(緑魔子)を母親(千石規子)とともに拉致し、自分のアトリエに監禁して、その女をモデルに触覚による芸術と称し、彫刻作品を作り出す。最初は、嫌がり逃げ出そうとする女だったが・ ・ ・ 江戸川乱歩の原作を白坂依志夫が脚本を書き、増村保造監督が撮った。眼の見える人間に対する復讐心を前面に押し出した原作と異なり、一種のラブロマンスとして描こうとしている。只、描いている世界が異常なだけに、あまりに倒錯した関係を描いた恐怖映画のようになってしまって、一... ...続きを見る

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2015/05/21 17:37
マグニチュード 明日への架け橋(1997)
マグニチュード 明日への架け橋(1997) 消防士(田中邦衛)は、妻(高橋恵子)と息子の三人暮らし。ある日、大きな地震が有り、二人を残して現場に駆けつけるが、その後の出火で妻を亡くしてしまう。その後、一人で漁師をしていたが、そこに大きくなった息子(緒形直人)が消防士となって赴任してくる。 菅原浩志監督作品。阪神淡路大震災を契機に、日本消防士会が制作した防災啓蒙映画である。非常時に消防士がどういう活躍をして人命を救助するのかという手段を細かく見せてくれて、初期消火と通報が大切だということのPRにはなっているが、その分、物話の方は若干お... ...続きを見る

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2015/05/19 14:48
めぐりあい(1968)
めぐりあい(1968) 小さな工場の事務員(酒井和歌子)は、自動車の組立て工(黒沢年男)と出会い、その強引さに戸惑いながらも、惹かれていく。しかし、約束をした日に母(森光子)が事故で亡くなり、会いに行けなかった。謝りに行ったが、自分の仕事上のミスから左遷されたばかりの彼は許してくれなかった。・・・ 恩地日出夫監督作品。この監督らしい清々しさが十二分に表れた佳編である。家族や社会の問題に対する苦悩や苛立ち、それから逃げ出したいという欲求、そして異性に対する関心や興味、抑えきれない性欲に至るまで、全てを否定せず、映像... ...続きを見る

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2015/05/10 17:02
無能の人(1991)
無能の人(1991) 自称芸術漫画家(竹中直人)は、漫画を書く気になれず近くの多摩川の石を売る商売を始める。そんな彼に妻(風吹ジュン)はついていけない。 つげ義春の原作を竹中直人監督が撮った。竹中監督のデビュー作。原作の持っている何処か静謐なイメージとこの監督の感性が見事に一致した傑作であると言えよう。原作のストーリーではなく、あくまでもイメージ単位に切り取って映像化しているのは見事な処理の仕方だろう。全体としては、家族の深い絆に焦点を当てているのも、心地良さを残してくれる。 豪華なキャストを贅沢に使っている... ...続きを見る

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2015/05/05 16:00
水の旅人 侍KIDS(1993)
水の旅人 侍KIDS(1993) 小学校二年生の男の子(吉田亮)は川の中から、老剣士(山崎努)を助ける。父母(岸部一徳)や姉(伊藤歩)には内緒で、部屋に住まわす。老剣士は自分を水の精霊だと言い、自然の環境の素晴らしさを少年に伝えていく。・・・ 末谷真澄の原作を大林宣彦監督が撮った。水の大切さ美しさを声高に主張することなく、一片のファンタジーとして完成されている。小さな子供にも充分楽しめる内容ながら大人が見ても色々と考えさせられるところも多い。主人公の祖父(大前均)の実家がダムの底に沈む話は原作にはなかった話らしいが、このシ... ...続きを見る

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2015/04/23 11:17
メゾン・ド・ヒミコ(2005)
メゾン・ド・ヒミコ(2005) 塗装店で働く女性(柴咲コウ)の父親(田中泯)は妻子を捨てゲイバーを開き、現在はゲイのための老人ホームを建て、そこで仲間達(歌澤寅右衛門、柳澤愼一等)と暮らしている。父親の愛人(オダギリ・ジョー)の勧めでその老人ホームで彼女は働くことになる。・・・ 渡辺あや脚本、犬童一心監督作品。高齢になったゲイという社会的にはこれ以上はないと思われる程の日陰者の世界を描いた勇気は特筆に値するだろう。そういう特殊な世界を扱いながら、基本的には親子の葛藤と和解の物語というオーソドックスなテーマを丹念に描いてい... ...続きを見る

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2015/04/17 21:50
無法松の一生(1943)
無法松の一生(1943) 明治時代の小倉、人力車夫の松五郎(阪東妻三郎)は、暴れ者で喧嘩っ早い。ある日、彼は怪我をした少年(川村禾門)を助け、地元の名士、吉岡大佐夫妻(永田靖、園井恵子)と懇意になる。やがて、吉岡大佐は戦死し、残された妻子の面倒を見る内、妻に仄かな恋心を抱くが、身分が違いすぎて言い出せない。・・・ 岩下俊作の原作を伊丹万作が脚色し、病床の伊丹に変わって稲垣浩監督が撮った。この映画の後、何回も映画化され、テレビドラマや歌の題材にもなった。しかし、やはり、この作品の阪東妻三郎のイメージが強く、他の役者で... ...続きを見る

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2015/04/04 00:47
めがね(2007)
めがね(2007) 南の小さな海辺の町にやって来た女(小林聡美)は、そこの宿の主人(光石研)や高校教師(市川実日子)、正体不明の女(もたいまさこ)等と出会う。その独特な生活に中々馴染めないが、・・・ 荻上直子監督作品。異文化を受容することは、結局は自己受容への近道である。という分かりやすいメッセージに貫かれた心地よい映画である。これといった事件を敢えて起こさない作り方だからこそ、観客が自由に作品に意味を与えることが出来る。上手い作り方である。勿論、こういう方法は好きな人と嫌いな人がわかれると思うので、一般受け... ...続きを見る

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2015/04/03 22:13
ミスター・ルーキー(2002)
ミスター・ルーキー(2002) 甲子園でしか投げない阪神のリリーフエース「ミスター・ルーキー」(長嶋一茂)の正体は、広告会社のサラリーマン。監督(橋爪功)、コーチ(中原丈雄)などしか知らない秘密で、妻(鶴田真由)にも打ち明けていなかった。ところが、妻はそれを察し、中途半端な気持ちでやっている夫を家から追い出してしまう。・・・ 井坂聡監督作品。とにかく楽しい作品である。男の子なら誰でも小さい時にプロ野球選手になりたいと一度は夢見たことが有るだろう。その純粋な気持ちを思い出させてくれるファンタジーとして良く出来ていると思う。... ...続きを見る

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2015/03/29 11:33
麦子さんと(2013)
麦子さんと(2013) 声優志望の女性(井上真央)は、幼い時から両親と別れて兄(松田龍平)と、二人で暮らしていた。そこに突然、母(余貴美子)が転がり込んできた。母親の顔さえ覚えていなかった娘は、どう接していいか分からず、冷たい言葉をかけてしまうのであった。やがて、母は肝臓癌で亡くなってしまう。・ ・ ・ 吉田恵輔監督作品。どこにでもある親子の葛藤と情愛を淡々と描いた佳品。本作品の特徴は、母親からの視点が全くなく、もっぱら娘の成長物語として描かれているところである。母親の故郷に納骨に行った時の話が主な話になるのだが... ...続きを見る

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2015/03/11 12:13
三たびの海峡(1995)
三たびの海峡(1995) 韓国で成功した実業家(三国連太郎、李鐘浩)は、戦時中に福岡の炭鉱で強制労働をさせられていた。そこでは酷い条件で働かされ、事故死や自殺で多くの同胞の命が失われていた。訪ねてきた日本に住む同胞(風間杜夫)から、当時の責任者(隆大介)が、現在では市長となり、炭鉱跡を潰そうとしていると聞き、再び日本を訪れる。 ・ ・ ・ 帚木蓬生の原作を神山征二郎監督が撮った。原作の持つスケールの大きさを上手く映像化している。特に前半の炭鉱での強制労働の場面は、これでもかこれでもかというほどねちっこく長回しで取ら... ...続きを見る

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2015/02/25 09:26
Mr.Baseball(ミスター・ベースボール)(1992)
Mr.Baseball(ミスター・ベースボール)(1992) ニューヨークヤンキースの内野手(トム・セレック)は、突然シーズン中に日本の「中日ドラゴンズ」にトレードされる。不本意ながら日本に来た彼は監督(高倉健)の、精神主義的なやり方に全く馴染めないが、知り合った若い球団職員(高梨亜矢)と親しくなる。しかし、彼女が監督の娘だと知り・・・ フレッド・スケピシ監督作品。ハリウッド映画らしいコメディーで、筋書きも父、娘、恋人という三人が対立しながらも、最後はハッピーエンドで終わるという、気楽に楽しめる娯楽作品である。野球に興味がない人にとっては価値のない作... ...続きを見る

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2015/02/11 09:57
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011)
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011) 入院中の友人(川口春奈)の代わりに野球部のマネージャーになった女子高生(前田敦子)は、勘違いでドラッカーの「マネジメント」を買ってしまう。仕方なく、読み進むうちに野球部にもその理論は当てはまることがわかる。彼女の働きかけにより弱かった野球部がどんどん力をつけていく。 ・ ・ ・ ベストセラーになった岩崎夏海の原作を、田中誠監督が撮った。原作者が放送作家で脚本にも関わっていることもあり、原作の味わいを生かした作りになっている。その分、本格的な野球映画を期待していると裏切られる部分も多くあるが... ...続きを見る

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2015/02/01 15:31
明治天皇と日露大戦争(1957)
明治天皇と日露大戦争(1957) 明治三七年、ロシアの南下政策に警戒した日本は、開戦を強く主張する世論の後押しもあり、御前会議で、ロシアに宣戦することを討議した。しかし、明治天皇(嵐寛寿郎)は国民の犠牲を思って開戦には反対する。 ・ ・ ・ 渡辺邦男監督作品。当時、国民の五人に一人は観たというか記録的な観客動員数を誇った映画。敗戦から十年余しか経っていない当時に、こういう戦意高揚映画もどきの映画が大ヒットした事は、当時の日本人の鬱屈した心情をよく表していて非常に興味深い。映画の内容は二百三高地の死闘と日本海での大海戦を中心... ...続きを見る

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2014/12/26 09:36
真昼の暗黒(1956)
真昼の暗黒(1956) 瀬戸内海近くの小さな村で老夫婦が殺された。警察は近くの遊郭で一人の男(松山照夫)を逮捕するが、単独犯行ではないとにらんだ警察は仲間の男達(草薙幸二郎等)を次々と逮捕し、拷問した挙句、犯行を自白させる。全員に有罪判決が出た一審の後、次々と警察に不利な証拠が明らかになっていく。 ・ ・ ・ 昭和二六年(1951年)に実際に起こった冤罪事件「八海事件」を題材にした、橋本忍脚本、今井正監督作品。当時まだ最高裁へ上告中だった事件を取り扱った映画で、一貫して被告の無罪を主張する立場から作られている。当... ...続きを見る

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2014/12/19 17:10
無宿<やどなし>(1974)
 無宿<やどなし>(1974) 錠吉(高倉健)と玄蔵(勝新太郎)は同じ日に刑務所から出所してきた。錠吉は兄貴分の女房を女郎屋に尋ねるが既に自殺していた。そこで出会った女郎(梶芽衣子)に足抜きを頼まれ、一緒に逃げる。一方、玄蔵は錠吉が潜水夫だったと知り、海底に沈んだロシア艦隊の宝の引き揚げ作業の仲間に引き込もうと錠吉を追う。 中島丈博他の脚本を、斎藤耕一監督が撮った。勝新太郎と高倉健が共演した一本限りの作品。主人公二人の印象とは正反対の爽やかなロードムービーである。女郎屋から、錠吉は兄貴分の復讐をしに、玄蔵と女郎は宝の沈ん... ...続きを見る

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2014/12/07 16:26
森と湖のまつり(1958)
森と湖のまつり(1958) アイヌ研究家(北沢彪)に案内された女流画家(香川京子)は、かつての研究家の教え子、一太郎(高倉健)を知る。彼は、乱暴なやり方ながら、アイヌとしての誇りを失わず、力強く生きていた。その生き方に惹かれていくが・・・ 武田泰淳の原作を植草圭之介脚本、内田吐夢監督で映画化した。原作では整理しきれていない人間関係を一太郎を巡る男女の愛憎劇を軸に整理し直してアクションシーンまでサービスする辺りは心憎いまでの出来である。只、その反面、アイヌをに対する根強く残る差別に対してもっと切り込んで欲しかったが、そ... ...続きを見る

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2014/11/23 17:54
未完の対局(1982)
未完の対局(1982) 大正十三年中国を訪れた日本人棋士(三国連太郎)はそこで対局した中国人棋士(孫道臨)の息子(沈冠初)の囲碁の才能に驚き日本に連れて帰りたいと申し込む。支那事変が激しくなり、中国で囲碁を続けることが難しくなり、中国人棋士は息子を日本に渡らせる。やがて日本と中国は全面的な戦争に突入し・ ・ ・ 日中国交回復十周年記念映画として作られた日中共同制作の映画である。日本側の監督は佐藤純彌。もともとのシナリオは中国側が作った物らしく、話の本筋は中国人棋士の苦悩と葛藤が中心である。勿論、日本人側の事情も描... ...続きを見る

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2014/11/21 13:21
マタンゴ(1963)
マタンゴ(1963) 大学教授等男女七人(久保明、佐原健二、小泉博、太刀川寛、土屋嘉男、水野久美、八代美紀)の乗ったヨットが漂流し、南国の無人島に着く。そこには食料も少なかったが、不気味な茸が一杯有った。・・・ ウィリアム・H・ホジスンの原作を馬渕薫が脚本化し、特技監督円谷英二、監督本多猪四郎で撮った。特撮技術を使ったホラー映画であるが、物語の主な部分は、人間に寄生する茸「マタンゴ」の恐怖よりも、限られた食料や女性を巡る人間同士の強烈なエゴのぶつかり合いに割かれている。マタンゴはその人間の醜さの象徴として現れて... ...続きを見る

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2014/11/02 16:53
毎日が夏休み(1994)
毎日が夏休み(1994) 新興住宅地に住む女子中学生(佐伯日菜子)は、登校拒否中。そんな中、家族に無断で会社を辞めた義父(佐野史郎)と公園で出会い、二人で便利屋を開業する。世間体を気にする母(風吹ジュン)は家出をしてしまうが・・・ 大島弓子の漫画を金子修介監督が撮った。軽いコメディー映画なのだが、内容はとてつもなく深い。仕事や学業に対する捉え方、家族の有り様、そしてそういうものを全部ひっくるめて人間の幸福とは何かまでじっくりと考えさせられる。大人は変わらず中学生が成長していく話と思いきや、義父の方も成長していく。勿... ...続きを見る

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2014/10/23 16:51
もらとりあむタマ子(2013)
もらとりあむタマ子(2013) 大学を失業して実家に戻ったタマ子(前田敦子)は、父親(康すおん)と二人暮らし。就職活動をする訳でもなく、自堕落な生活を送っている。・・・ 山下敦弘監督作品。正にモラトリアム(猶予期間)としか言い様のない一時期を映像で表現しようとした作品。「何もしない」事がこの時期の特徴なのだから、幾ら映画にしても何も事件は起こらない。それでは面白い映画にならない。この矛盾に真っ向から挑戦して見事に失敗した勇気は褒め称えたい。 基本的に、父親と娘の二人芝居にしている所が面白い。二人の微妙な距離感から生まれ... ...続きを見る

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2014/10/04 22:40
村の写真集(2004)
村の写真集(2004) 東京でカメラマンの助手をしている男(海東健)は、故郷の徳島で村に住む人々の写真を撮ることになった父親(藤竜也)の手伝いをする為に戻ってくる。最初は渋々付き合っていたが徐々に父親の気持ちに触れ、前向きに取り組むようになる。そんなある日父親が倒れた。・・・ 三原光尋監督作品。何と言っても徳島の山あいの風景が美しい。どのシーンをとっても一枚の風景画を見ているようである。ダムが出来て風景が大きく変わってしまうかもしれない村に住んでいる人々の写真を歩きながら丹念に一枚ずつ撮って行く父親の執念と徐々に... ...続きを見る

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2014/09/22 22:39
水の中の八月(1995)
水の中の八月(1995) 博多に住む高校生(青木伸輔、現赤木伸輔)は、新入生で高飛び込みの有力女子選手(小嶺麗奈)を紹介される。街が深刻な水不足に見舞われ、「石化病」という奇病に人が倒れていく中、二人は交際を始めるが、彼女が大会で大怪我を負い奇跡的に生還してから奇妙な行動が目立ち始める。・・・ 石井聰互(現石井岳龍)監督の作品。同名の小説やテレビドラマとは別物。それまでの作品とは異なり、静謐な感覚の佳編に仕上がっている。扱っているテーマは深く、生と死の根源を紐解く興味深い世界への緒を示唆している。只、本作品では若年... ...続きを見る

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2014/07/15 17:38
ミラクルバナナ(2005)
ミラクルバナナ(2005) ハイチに大使館員として赴任した若い女性(小山田サユリ)は、過酷な環境にもすぐ慣れたが、子供が貧困ゆえにノートすら持っていない現実に愕然とする。そんな時、偶然目にしたバナナから紙を作る技術に目をつけ、ハイチで実現させようと東奔西走するが・・・ 実際のハイチで行われたバナナペーパープロジェクトを描いた絵本からヒントを得て、錦織良成監督が撮った。バナナから紙を作って商品にするプロジェクトは、実際に熱帯地方では行われているようだ。例えばここ。しかし、この映画の舞台のハイチでは、クーデターが起こった... ...続きを見る

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2014/06/30 17:39
幻の光(1995)
幻の光(1995) 小さい時に祖母の失踪を止められなかった女(江角マキコ)は、その後幼馴染(浅野忠信)と結婚し一児を授かるが、ある日夫は鉄道自殺をしてしまう。五年後、奥能登の娘連れの男(内藤剛志)と再婚するが・・・ 宮本輝の原作を映画化した是枝裕和監督のデビュー作。「奇跡」の所でも触れたが、是枝監督はドキュメンタリー出身の人。役者の過剰な演技が邪魔に思える時が有る。その点、この映画で主役を演じた江角マキコは、これが映画初出演。終始淡々と演じていて、静謐な画面を一層際立たせている。それが主人公が絶えず感じている... ...続きを見る

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2014/06/29 15:09
松川事件(1961)
松川事件(1961) 昭和二四年に起きた福島県の松川駅付近で起きた列車転覆事故の犯人とされた、国鉄、東芝の労働組合員達の裁判の模様を追った映画。新藤兼人他脚本、監督は山本薩夫。 下山事件、三鷹事件と共に労働組合つぶしのための謀略事件として、尚且つ、戦後最大規模の冤罪事件として有名な松川事件であるが、この映画は、それ以前に作られた記録映画と異なり、法廷劇を中心に作られている。死刑判決を含む全員有罪判決が出た第一審、一部無罪も出た第二審の様子が描かれている。(その後、全員無罪判決が出た)法廷劇に入る前の取り調べの杜... ...続きを見る

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2014/06/15 20:46
殯の森(2007)
殯の森(2007) 息子を亡くした女性(尾野真千子)は、奈良の山奥の老人たちの住むグループホームに新任スタッフとしてやってきた。そこには、妻の十三回忌を終えた認知症の老人(うだしげき)が居た。一緒に外出した日、車が脱輪し、動けなくなる。老人は山の奥深く入って行き二人で迷ってしまう。・・・ 河瀬直美監督の作品。ドキュメンタリー的手法で撮られているが、内容は、非常に寓話的で大人が落ち着いて見られる物になっている。「死」に直面した時にのみ垣間見える「救済」という重いテーマを扱いながら、どこか喜劇的で官能的な作品にな... ...続きを見る

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2014/05/30 16:52
魔の刻(1985)
魔の刻(1985) 実の息子(坂上忍)と肉体関係を持ってしまった母親(岩下志麻)は、関係を断ち切ろうとするが、息子の住む小さな港町に来てしまう。お互いへの想いを断ち切れない親子は、そこで新たな人間関係に巻き込まれていくが・・・ 田中陽造の脚本を降旗康男監督が撮った。母子相姦という際物になりがちな題材を扱いながらも、落ち着いた感じの叙情溢れる逸品に仕上がっている。何と言っても、脚本が素晴らしく、実子への愛情に戸惑い溺れていく女の運命を、似た境遇の男(岡田裕介)を登場させることによって、一歩引いた視点から描いてい... ...続きを見る

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2014/04/30 18:06
乱れる(1964)
乱れる(1964) 戦死した夫の残した商店を戦後一から立て直した未亡人(高峰秀子)は、ある日、義弟(加山雄三)から愛を打ち明けられて戸惑う。 松山善三の脚本を成瀬巳喜男が撮った。典型的なメロドラマである。亡夫に操を立てて、義弟の愛をどうしても受け入れられない主人公の心情は現代では理解出来ないかもしれない。しかし、そういう障害があればこそ燃え上がるものを強く内に秘めてしまう。そういう女の性を描くことができる。そういう一人の女性の生き様を見事に演じきった高峰秀子は流石。一本気な青年を演じた加山雄三の存在感も凄い。... ...続きを見る

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2014/04/14 11:21
満月〜MR.MOONLIGHT〜(1991)
満月〜MR.MOONLIGHT〜(1991) 生物教師の娘(原田知世)は、祖母(加藤治子)と札幌に住んでいる。中秋の満月の夜、三百年前からタイムスリップして来た侍(時任三郎)と出会い、同居することになる。徐々に実直な心を持つ侍に惹かれていくが、一年後の中秋の満月の夜には別れる運命にあった。 原田康子の原作を大森一樹が撮った映画。所謂、タイムスリップ物だが、SF的要素はなく、気楽に観られる恋愛映画になっている。原作がしっかりしているので、時代設定等にも無理はなく、こういう武士が過去に実在したと思える。タイムスリップするかどうかは別だが・... ...続きを見る

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2014/03/20 14:06
盲獣vs一寸法師(2004)
盲獣vs一寸法師(2004) 浅草のレビューを見ていた三文小説家(リリー・フランキー)はそこの踊り子(藤田むつみ)の失踪を知る。同じ夜、女の生腕を運ぶ一寸法師(リトルフランキー)を見かける。同じ時期に知り合いの令嬢も姿を消してしまう。2つの事件を友人の探偵明智小五郎(塚本晋也)と追うが・・・ 江戸川乱歩の世界を石井輝男監督が手がけた。同監督の遺作となった。低予算で作られた映画らしく、CGなどに頼りっきりの最近の映画には無い手作り感が、この映画が描いている世界にぴったりきて堪らない魅力になっている。俳優の殆どが未経験者(... ...続きを見る

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2014/02/25 11:17
息子(1991)
息子(1991) 青森の山中で妻に先立たれ一人暮らしを続ける父親(三國連太郎)と、それを心配して東京で一緒に暮らそうとする長男夫婦(田中隆三、原田美枝子)、フリーター生活を続ける次男(永瀬正敏)、その聾唖者の恋人(和久井映見)らの人間模様を描いたホームドラマ。 山田洋次監督のテクニックが一番観られる作品。この作品が好きなら山田監督が好きだろうし、嫌いな人は多分何を観ても面白く無いと思う。ただ、デキが悪いと思っていて一番頼りにしていなかった次男が、結局最後は最上の喜びをくれるという件は確実に「東京物語」を意識... ...続きを見る

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2014/02/08 12:38

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