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みんなの「あ行」ブログ

タイトル 日 時
男はつらいよ フーテンの寅(1970)
男はつらいよ フーテンの寅(1970) 久しぶりに柴又に戻ってきた寅次郎(渥美清)に社長(太宰久雄)から見合い話があった。会ってみると、知り合いの女(春川ますみ)。その女に恋人(晴乃ピーチク)が居ると分かると、東奔西走し、とらやで祝言をあげる。その費用のことでおいちゃん(森川信)と口論になり、博(前田吟)にねじ伏せられた寅次郎は、又旅へと出ていく。・・・ 「男はつらいよ」シリーズ第三作。森崎東監督作品。「男はつらいよ」シリーズを見ていると、東京での話が多くて、旅に出て商売をしている間の寅次郎は、どんな生活をしているのか不思議に思... ...続きを見る

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2016/10/23 18:01
1リットルの涙(2004)
1リットルの涙(2004) 中学2年の亜也(大西麻恵)は進行性の難病「脊髄小脳変性症」に罹る。高校へ入学するが、症状が進行し歩行が困難になってきて、養護学校へ転校を余儀なくされる。養護学校でも寮生活で頑張るが、症状はどんどん進行し、・・・ 木藤亜也の日記をまとめた書籍を原作に、岡村力監督が撮った。「愛と死を見つめて」の大ヒット以来、こういう難病患者の実話ものは根強い人気である。どんなに主人公を悲惨に描いても、実話なんだから仕方がないと反論出来るので、作る方としてもある程度型通りに作っておけばそれなりの感動を与えられる... ...続きを見る

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2016/10/01 14:49
小原庄助さん(1949)
小原庄助さん(1949) 田舎の名家の主人佐平太(大河内伝次郎)は戦後になっても、「小原庄助」を地で行く朝寝朝酒朝湯の生活を送り、近所の人に酒を振る舞い、子供に野球道具を買ってやり、という生活を送っていた。そんな彼のところへ村の文化運動に熱心な吉田(日守新一)から選挙運動の演説を頼まれ引き受けるが、佐平太の周囲からは彼を推す声が出て、代わりに和尚(清川荘司)を立候補させるが、 ・ ・ ・ 清水宏監督作品。この時代、没落していく名家は珍しくなく、その姿は様々な作品に描かれているが、本作品では清水監督らしく軽妙なタッチ... ...続きを見る

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2016/09/02 09:44
インストール(2004)
インストール(2004) 登校拒否になった女子高生(上戸彩)は、自分の存在する意味を見失ったように感じ、自分の部屋の家具一式を捨ててしまう。その中からコンピューターを見つけた小学生(神木隆之介)は自分の部屋に持ち帰り、直してしまう。そして、エロチャットをして、働かないかと女子高生を誘う。・・・ 綿矢りさのデビュー作を大森美香が脚色し、片岡Kが撮った。発表された当時、原作小説が話題を呼んだので、便乗して作ろうという意図が見え透いた作品になっていて、当時テレビドラマで人気のあった上戸彩と神木隆之介を使っての刺激的な画面... ...続きを見る

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2016/08/26 22:32
江戸川乱歩の陰獣(1977)
江戸川乱歩の陰獣(1977) 探偵小説か(あおい輝彦)は、偶然知り合った実業家夫人(香山美子)の大江春泥という探偵小説家から脅迫されているという相談を受ける。彼女を脅かすような事件が次々と起こる中、主人(大友柳太朗)が殺される。・・・ 江戸川乱歩の原作を加藤泰監督が撮った。江戸川乱歩の小説の中では、鮮烈な印象をあたえるというよりは本格的な推理ものとして落ち着いて読める作品だけに、本作品も他の乱歩作品を扱った映画と比べると地味な印象がなくもないが、その代わり、サディズムを巡る男女の恋愛の機微を恐ろしいほどに映し出してくれ... ...続きを見る

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2016/05/17 17:08
異邦人の河(1975)
異邦人の河(1975) 自動車修理工(朴雲煥(ジョニー・大倉))は、在日朝鮮人であることを隠して働いていた。ある日、自殺しようとした女性(大関優子、現佳那晃子)を助けるが、彼女も在日朝鮮人だった。 李学仁監督作品。自らも在日二世である監督が独立プロダクションを作って撮った作品だけあって、当時の朴正熙軍事政権下の厳しい言論弾圧の余波が日本にも及んでいた厳しい世情の中で、主人公が自らの生い立ちにしっかりと向かい合っている女性との交流の中で在日朝鮮人としてのアイデンティティーを発見していくプロセスをしっかりと映像化して... ...続きを見る

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2016/05/11 10:34
いれずみ突撃隊(1964)
いれずみ突撃隊(1964) 浅草のチンピラヤクザ(高倉健)が配属されたのは華北の最前線部隊。その部隊では初年兵いじめが横行していたが、彼は言うことを聞かない。そんな彼が気になる従軍慰安婦(朝丘雪路)に横恋慕した上官(安倍徹)の思惑でより危険な最前線に送られることになる。・・・ 石井輝男監督作品。「独立愚連隊西へ」とか「兵隊やくざ」などと同系列の作品であるが、面白さという点で言えば本作品が一歩抜きん出ている。上官も下士官もない主人公の暴れっぷりは半端ないし、上官(杉浦直樹)が自分より強く、浅草界隈の顔役と聞くと最期まで... ...続きを見る

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2016/05/01 11:55
海街diary(2015)
海街diary(2015) 鎌倉に住む三姉妹(綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆)は、母親を捨てて家を出て行った父の葬儀に出席した。そこで腹違いの妹(広瀬すず)に出会う。義母(中村優子)と残された彼女は鎌倉に移り住む。・・・ 是枝裕和監督作品。この監督の作品らしく古い家を守り姉妹のつながりを大切にして生きていこうとする人達の生活の様子は、自然に生き生きと描かれているが、各々の登場人物が抱えている悩みや葛藤を説明している件になると急に分かりづらくなってくる。そのぐらいは観客の想像力で補って観て欲しいと言う事なのだろうが、起用... ...続きを見る

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2016/04/08 10:02
戦場ぬ止み−いくさばぬとぅどぅみ−(2015)
戦場ぬ止み−いくさばぬとぅどぅみ−(2015) 辺野古基地建設反対運動を追ったドキュメンタリー映画。 三上智恵監督作品。琉球朝日放送開局時から様々なドキュメンタリー制作に携わってきた彼女ならではの作品。辺野古基地建設現場での反対運動とそれを阻止する機動隊等との衝突を中心に「辺野古」という土地に拘った作品である。勿論、そこには基地建設に賛成する人も住んでいるのだが、そういう人も反対派の人と感情的に対立しているわけではない所が、人間の真実の姿を映し出しているようで興味深かった。警備している機動隊や海上保安庁の人とも何となく友だちになっていく... ...続きを見る

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2016/03/29 18:34
円卓 こっこ ひと夏のイマジン(2014)
円卓 こっこ ひと夏のイマジン(2014) 小学三年生の女の子(芦田愛菜)は三つ子の姉(青山美郷)と両親(八嶋智人、羽野晶紀)祖父母(いしだあゆみ、平幹二朗)という大家族に囲まれている。彼女のクラスメートには吃音の子(伊藤秀優)在日の子(古谷聖太)等居るが、彼女には全てが憧れの対象でしか無い。・・・ 西加奈子の原作を行定勲監督が撮った。原作は、想像世界の入口での言葉の持つ奥深い機能に対する深い洞察に裏打ちされたものであるが、行定監督は空間に浮遊する文字を棒や箸で掴みとっていくという形で映像化した。見事な技法である。他人が悲しく思って... ...続きを見る

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2016/03/11 23:21
おさな妻(1970)
おさな妻(1970) 母親(坪内ミキ子)を亡くし孤児になった高校生(関根恵子、現高橋恵子)は、アルバイトをしている保育所でなついてくれる子供(佐藤久里子)の父親(新克利)と恋仲になり、結婚するが、彼には付き合っていた女性(真山知子)がいた。・・・ 富島健夫の原作を臼坂礼次郎監督が撮った。当時未だ新人女優であった関根恵子を売り出す為の映画であることは明らかで、彼女の様々な表情が見えることがこの作品の大きな魅力である。ただ、それに執着する余り、焦点の定まらない作品になっていることは否めない。原作は、中高生向けに書か... ...続きを見る

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2016/02/18 21:16
愛の渦(2014)
愛の渦(2014) 裏風俗店で行われている乱交パーティーに参加したニート(池松壮亮)は、参加者の一人、女子大生(門脇麦)とセックスを繰り返し、親近感を持つが、・・・ 三浦大輔が自身の戯曲を自らが監督して作った作品。扱っている題材が題材なだけにキワモノ扱いされているが、内容は極めて濃く、人間の本質をよく付いている。セックスをするために集まってきたという事だけが共通点の男女の会話がこんなに面白いものになるというのは当たり前の事だけど大発見。どうせセックスするだけなんだから見栄を張っているだけ損。だけど、それでもや... ...続きを見る

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2016/02/11 22:08
ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説(1990)
ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説(1990) 古代遺跡の発掘現場で連続して殺人事件が起こる。現場に海水が残され、直径三センチほどの穴が遺体に開けられていた。そんな折、テレビ局で古代史のスペシャル番組を制作していたスタッフ(堀内正美)が失踪する。同僚のスタッフ(柴俊夫、荻野目慶子、風見しんご)は行方を追うが、・・・ 佐々木守脚本、実相寺昭雄監督作品。題名通り、往年の人気テレビ番組「ウルトラQ」の映画版として造られた作品である。主人公の役名が同じであったり、ナレーターが同じ石坂浩二であったりするだけで、ファンだった「昔の子供」は喜んで観る... ...続きを見る

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2016/02/05 22:55
エデンの海(1963)
エデンの海(1963) 瀬戸内海の女子校に赴任してきた新任教師(高橋英樹)は、担任のクラスの自由奔放な気質の女学生(和泉雅子)が学校に馴染めずにいるのを気にしていた。自分に対する好意を素直にぶつけてくる彼女徐々に好意をもつようになるのだが、・・・ 若杉慧の原作を馬場当が脚色し、西河克己が監督した。同じメンバーで後年、山口百恵を主演にして再映画化していて、そちらの作品の方が有名だが、私個人としては、山口百恵はイメージに合わず、こちらの方がしっくり来る。 原作では、女学生の生い立ちに言及しているところもあり、つまら... ...続きを見る

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2016/02/04 22:40
海を感じる時(2014)
海を感じる時(2014) 女子高生(市川由衣)はクラブの先輩(池松壮亮)にキスをせがまれ許す。それ以来彼女は彼に自分への愛情がないことを知りつつ、彼を引き止めるために肉体関係を続ける。やがて、それは母親(中村久美)の知るところとなり、・・・ 中沢けいの原作を荒井晴彦が脚本を書き、安藤尋監督が撮った。原作が主人公の細かな心の揺れを描いただけのものなので、映像化は難しいと思っていたのだが、流石に脚本がうまく緊張感を持って最後まで観ることが出来た。ただ、母親との葛藤はもう少し説明した方が話に奥行きが出たのかもしれない。男... ...続きを見る

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2016/01/29 12:43
愛しのチィパッパ(1986)
愛しのチィパッパ(1986) 父親の友人(前田武彦)の紹介で一流企業に入社したての女性(高見知佳)は、会社内で噂されるほど父親(植木等)と仲が良い。ある日、ひょんなことから妻子持ちの建築デザイナー(布施明)と知り合い、付き合うことになるが、程なく父親の知る所となり、・・・ やまさき十三の原作を栗山富雄監督が撮った。後に同じスタッフで「釣りバカ日誌」シリーズが作られた。一人の女性の自立する家庭をコミカルに描き出そうという意図は良く分かるのだが、周囲の人物の描き方が中途半端で、特色のない作品になってしまった。特に、布施明演... ...続きを見る

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2016/01/20 18:04
狼と豚と人間(1964)
狼と豚と人間(1964) ドヤ街に生まれた男(北大路欣也)は最期まで母親の面倒をみた。そこに現れた下の兄(高倉健)は、上の兄(三国連太郎)が属する暴力団の覚醒剤取引現場を襲撃し現金を強奪する計画を立て、彼とその仲間を引き入れた。計画は成功するが、肝心の現金を弟が隠してしまい、 ・ ・ ・ 佐藤純彌と深作欣二の共同脚本を深作欣二監督が撮った。作りとしては完全にアクション映画なのだが、心に残るのは三人兄弟の葛藤だけというどういう風に見たらいいのか分からない作品である。特に、高倉健の相棒として登場する男(江原真二郎)等は... ...続きを見る

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2016/01/14 09:59
あいつと私(1961)
あいつと私(1961) 野放図な大学生、三郎(石原裕次郎)はヒョンとしたことから女学生(芦川いづみ)の家に招かれ歓迎を受ける。夏休み、二人はクラスメートとドライブに出掛けるが、そこには三郎の母(轟夕起子)と華道の弟子(渡辺美佐子)がやってきた。彼は昔弟子と関係を持ったことが有ったのだ。・・・ 石坂洋次郎の原作を中平康監督が撮った。石坂洋次郎得意の自由闊達な青春群像を好意を持って描いた作品であるが、現在になって観てみると、金持ちの贅沢なお話の域を脱しきれていない。まあ、この時代、石原裕次郎という存在も含めて都会の大... ...続きを見る

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2016/01/07 18:32
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1995)
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1995) 小学生のノリミチ(山崎裕太)とユウスケ(反田孝幸)は同級生のナズナ(奥菜恵)のことが好きだった。両親の離婚で二学期から転校することになったナズナは、ノリミチとユウスケが水泳で競争するところに居合わせて、勝った方と駆け落ちすることにしたのだが・・・ 岩井俊二監督作品。テレビドラマとして放送されたものを再編集して劇場公開された。テレビドラマとして企画された物なので、分かりやすく素直な筋立てであり、岩井監督作品としては好感が持てる。大人の入り口に立ったばかりの小学生達の心の揺れを微妙に映像化する... ...続きを見る

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2015/12/29 21:37
大空に乾杯(1966)
大空に乾杯(1966) 新人スチュワーデス(吉永小百合)は、初フライトの日、花壇の手入れに来ている学生(浜田光夫)と知り合う。一方、フライトの時に知りあった大会社の社長(清水将夫)の息子(平田大三郎)を紹介されるが、・・・ 若山三郎の原作を斎藤武市監督が撮った。安心して観ることが出来る吉永・浜田コンビのアイドル映画。今から見ると主人公の「現代っ子」ぶりについて行けない部分があるのが面白い。貧乏な学生を選ぶのか金持ちのお坊ちゃんを選ぶのかという話だが、双方ともに心の交流があるようで充分には描かれていないので、どうい... ...続きを見る

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2015/12/18 17:57
おっぱいバレー(2009)
おっぱいバレー(2009) 中学校に転任してきた若い女教師(綾瀬はるか)は、スポーツの経験すら無い生徒ばかりの男子バレー部の顧問になる。ひょんな事から「大会で勝ったらおっぱいを見せる」という約束をさせられてしまうが、その日から部員達は必死に練習を始める。・・・ 水野宗徳の原作を羽住英一郎監督が撮った。よくあるタイプの青春映画だが、楽しく最後まで飽きずに観ることが出来る。原作の魅力に負う所も大きいのだが、映像化されることによって、主人公の女教師の過去の過ちと中々まっすぐに向かい合えない苦悩が手に取るように分かり、それを... ...続きを見る

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2015/12/09 12:12
宇宙人東京に現わる(1956)
宇宙人東京に現わる(1956) 地球上で核爆発が多発しているのを見たパイラ星人は、このままでは地球が滅亡する事を警告しに、地球人に接触しようとするが、皆がその異様な姿に驚いて話を聞いてくれない。そこで、人間の姿に変身して地球に潜入する。 ・ ・ ・ 小国英雄の脚本を島耕二監督が撮った。日本初のカラーSF映画である。現在の地球上にある大量の核兵器と原子力発電所を持て余している状況を見ると、この映画の先見性が良く分かる。この映画の中では、地球に近づいてくる巨大彗星を撃ち落とす名目で世界中の核兵器が使われるが、現在の世界はこう... ...続きを見る

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2015/10/29 12:46
天城越え(1983)
天城越え(1983) 母親(吉行和子)の情事を目撃しショックを受けた十四歳の少年(伊藤洋一)は、家出して天城峠を越えようとしていた。そこで、美しい娘(田中裕子)と出会い、母の面影を重ね合わせる。しかし、途中で出会った土工(金子研三)に用事があると言って、去っていった。気になって追った少年が見たのは・・・ 松本清張の原作を三村晴彦監督が撮った。土工殺しの犯人を追っていた刑事(渡瀬恒彦)が、事件の三十年後に印刷屋を営んでいるその少年(平幹二朗)と会う現代の部分と、少年が事件の時のことを回想する部分とが交互に現れるの... ...続きを見る

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2015/10/04 18:30
オキナワの少年(1983)
オキナワの少年(1983) 沖縄の米軍相手の売春宿に生まれた少年(藤川一歩)は、小さな時から映画が大好きであった。嫌な思い出ばかりの沖縄を捨てて東京に友達(内藤剛志)を頼って出てきたが、就職した印刷工場で沖縄出身の人に対する差別を目の当たりにし、やめてしまう。 ・ ・ ・ 東峰夫の原作を新城卓監督が撮った。少年の沖縄での経験を描いた原作に、監督の分身とも思われる人物の話をその後日談として作り、沖縄での少年の日々を回想するという形をとっている。それには賛否両論があろうが、宮森小学校米軍機墜落事故で片耳が聞こえなくなった... ...続きを見る

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2015/09/25 22:02
悪魔の手毬唄(1961)
悪魔の手毬唄(1961) 流行歌手(八代万智子)が帰省の途中で殺害された。その現場には彼女の新曲の手毬唄がラジオから流れていた。彼女は岡山の山村の大富豪(永田靖)の娘だった。やがて、彼女の弟(大村文武)も殺害された。生前に彼女から連絡を受けていた私立探偵金田一耕助(高倉健)は、大富豪の娘(太地喜和子、当時は志村妙子)から、家に脅迫状が届いていたことを知らされる。・・・ 横溝正史の原作を下に渡辺邦男監督が撮った。後年の市川崑の作品とは異なり、原作とは全く異なった筋書きになっている。金田一耕助もスポーツカーを乗り回し、... ...続きを見る

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2015/09/21 21:33
お引越し(1993)
お引越し(1993) 小学六年生の少女(田畑智子)の父親(中井貴一)は離婚を前提に母親(桜田淳子)と別居し家を出て行った。納得出来ない少女は元の生活に戻るために色々と抵抗するが、両親の決心は固かった。 ・ ・ ・ ひこ・田中の原作を相米慎二監督が撮った。大人になる寸前の少女の揺らぎと煌きを撮り続けてきた相米監督ならではの慣れた手つきで作られた安心して見れる作品である。とは言え、家庭の崩壊を象徴するような真ん中に置かれた鋭い三角形の食卓など、あちらこちらにこだわりの演出が見え油断することが出来ない。又、夏の京都を... ...続きを見る

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2015/09/11 09:41
足にさわった女(1960)
足にさわった女(1960) 大阪の刑事(ハナ肇)は、休暇を利用して列車で東京へ向かっていた。その中で偶然に、追っている美人の女掏摸(京マチ子)に会う。彼女は故郷を追われた亡父のために派手な法事をしようとしていた。ところが、その為の金を老婆(浦辺粂子)にスられてしまい・・・ 沢田撫松の原作を和田夏十、市川崑が脚色し、増村保造監督が撮った。戦前に阿部豊監督、一九五二年に市川崑監督の撮った作品のリメイクである。市川監督の作品とはキャストが違うだけでほぼ同じ筋書きである。小粋な人情喜劇として良く出来た脚本であるので、楽しく一... ...続きを見る

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2015/09/10 10:09
石内尋常高等小学校 花は散れども(2008)
石内尋常高等小学校 花は散れども(2008) 広島の高等小学校の教師(柄本明)は、いつも生徒の立場に立って指導するので、生徒からも人気があった。彼が退職した年に同窓会が開かれ、東京で売れない脚本家をしている当時の級長(豊川悦司)は、料理屋の女将になっている彼に想いを寄せていた同級生(大竹しのぶ)に再会する。・・・ 新藤兼人監督作品。一言で言えば変な映画である。コメディーであるのは確かなのだが、それにしては脚本も演技も中途半端でどこで笑っていいのか良く分からない。戦争の時期を挟んでいるので、戦争の悲惨さを訴えかけるような内容が含まれてい... ...続きを見る

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2015/09/05 16:59
女咲かせます(1987)
女咲かせます(1987) 万引きの常習犯(松坂慶子)は、同じ下宿に住む貧乏チェロ弾き(役所広司)に恋をし、万引き稼業から足を洗う決心をした。その前に大きな仕事を成功させて大金を手にしようと、故郷の仲間(田中邦衛、梅津栄等)と一緒にデパートの売上金の強奪を計画する。しかし、彼女の動きに眼を光らせている刑事(川谷拓三)の知るところとなり・・・ 結城昌治の原作を森崎東監督が撮った。「白昼堂々」のリメイクである。喜劇としてのテンポの良さは野村監督の前作に一歩譲るが、森崎監督らしいこだわりが一杯詰まった人情劇に仕上がっている... ...続きを見る

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2015/09/01 09:01
朝やけの詩(1973)
朝やけの詩(1973) 信州の開拓村で働く男(仲代達矢)は、貧しさに耐えかねた妻(岩崎加根子)は娘(関根恵子)と一緒に働きながら幼い兄妹(川瀬裕之、蝦名由紀子)の面倒を見ていた。その地にレジャーランド開発の話があがり、政財界に通じた地元の有力者(佐分利信)の仲介も有り、土地を売って村を捨てるものが相次ぐが・・・ 熊井啓監督作品。熊井監督の作品は、社会性のある問題を扱いながら、叙情豊かに若者の恋愛を描いた作品が多いが、本作品はその典型的なものだろう。只、本作品の場合、どちらが中心なのか絞り切れていない感じが否めなか... ...続きを見る

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2015/07/07 22:36
大鹿村騒動記(2011)
大鹿村騒動記(2011) 素人歌舞伎だけが有名な山村、大鹿村で鹿肉料理店を営む男(原田芳雄)の下に妻(大楠道代)と駆け落ち相手の男(岸部一徳)が戻ってきた。しかし、妻は記憶障害を発症しており日常生活もおぼつかない。ところが、昔やっていた農村歌舞伎の台詞だけは忘れていない。・・・ 荒井晴彦の脚本を阪本順治監督が撮った。昔ながらの正当な喜劇である。人間の哀しみも喜びも喜劇として封じ込めてしまう。気持ちの良い映画を久しぶりに見た気がした。テンポの良いやり取りにクスリとさせられている間に、映画の世界に入り込まさせられている... ...続きを見る

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2015/06/26 21:35
兎の眼(1979)
兎の眼(1979) ゴミ処理場の近くの小学校に勤務する教師(檀ふみ)は、担任の無口な生徒(頼光健之)の扱いに戸惑っていた。彼がハエを飼っていることが問題になり、彼女も説得するが、・・・ 灰谷健次郎の原作を中山節夫監督が撮った。原作が長編で内容も盛り沢山なだけに色々と端折って詰め込んだ感じは否めない。しかし、教育の持つ大きな力を主張し、学校と地域の関係のあり方を考えさせるには十分な力作であろう。浮ついた教育談義がもてはやされている現代だからこそ、必見の映画といえるかもしれない。 ...続きを見る

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2015/06/08 10:00
あん(2015)
あん(2015) 東京郊外の小さなどら焼き屋にアルバイトをしたいと老婆(樹木希林)がやってきた。最初は断る店主(永瀬正敏)だったが、彼女の作る「あん」の美味しさに驚き、雇うことにする。・・・ ドリアン助川の原作を河瀬直美監督が撮った。ハンセン病差別というきわどい話題を扱いながら淡々とした静かな作品に仕上げているのは河瀬監督らしい。好き嫌いにもよるのだろうが、差別されて来た側のもっとストレートな怒りの表現のようなものが表面に出てきても良かったのかもしれない。只、現在ハンセン病は感染しないということは最早一般常... ...続きを見る

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2015/06/07 21:44
あの、夏の日−とんでろ じいちゃん(1999)
あの、夏の日−とんでろ じいちゃん(1999) 東京に住む小学五年生(厚木拓郎)は夏休みに尾道に住む祖父(小林桂樹)のもとで暮らすことになった。祖父は「ぼけて」いると心配されていたが、一緒に過去の世界と行き来する不思議な経験をする。 山中恒の原作を大林宣彦監督が撮った。人間、死期が近付いて来ると時間や空間から自由になれるのかもしれない。そういう素敵な世界を垣間見せてくれる佳品。早逝してしまった初恋の少女(宮崎あおい)との思い出を引きずりながら、それに決着を付けようとする祖父の態度は正に「男の浪漫」と言えるのかもしれない。 往年の喜劇俳... ...続きを見る

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2015/05/29 09:34
赤い殺意(1964)
赤い殺意(1964) 仙台郊外に夫(西村晃)と息子と住む妻(春川ますみ)は、夫の留守中に強盗(露口茂)に襲われ強姦される。一時は自殺も考えるが、ずるずるとこれまで通りの生活を続けてしまう。そんな中、強盗に入った男は何回も現れ関係を持つ。それを夫の愛人(楠侑子)の知るところとなり、夫の追及を受ける。しかし、男はその後も度々現れ東京へ一緒に行こうと誘う。妻はこの男を殺すことを決意し、毒入りのお茶を持って一緒に東京に向かうが・ ・ ・ 藤原審爾の原作を今村昌平監督が撮った。人によって様々な見方ができる傑作だと思うが、... ...続きを見る

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2015/05/07 18:05
異人たちとの夏(1988)
異人たちとの夏(1988) 妻子と別れたシナリオライター(風間杜夫)は、仕事帰りに浅草で死んだ筈の父(片岡鶴太郎)と会う。更に家に行くと同じく死別した母(秋吉久美子)も居た。一方、同じオフィスビルで住んでいる女性(名取裕子)と親しくなっていくが、楽しい気分に反して身体はだんだん目に見えてやつれていく。 ・ ・ ・ 山田太一の原作を市川森一が脚色し大林宣彦監督が撮った。孤独な中年男が幼くして死別した両親との交流を通して生きる意味を考えるという話なのだが、単純に両親との再会が嬉しいというだけの話に終わってしまっていて、そ... ...続きを見る

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2015/04/28 16:51
新しき土 Die Tochter des Samurai(1937)
新しき土 Die Tochter des Samurai(1937) ドイツから女友達(ルート・エヴェラー)と一緒に日本に戻ってきた男(小杉勇)は、日本の古い因習に反発し、妹同様に育ってきた許嫁(原節子)との結婚を断ろうとしていた。しかし、日本の文化の素晴らしさを再認識し、最後には結婚し満州にわたって開拓に励むのだった。 伊丹万作とアーノルド・ファンクの共同監督の日独合作映画である。二人の監督の間にコミニュケーションがとれているとは思えず、何か日本の珍しいものを次々と見せてくれるだけの映画になってしまっている。今回見たのはアーノルド・ファンクが監督した作品だ... ...続きを見る

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2015/04/27 13:58
生きてるものはいないのか(2012)
生きてるものはいないのか(2012) 近くの鉄道で大きな事故が起こったニュースを聞きながらも、普段と変わらぬ大学キャンパスの中では、多くの学生が、変わらぬ生活をおくっていた。ところが、一人ずつ周囲の人間が原因不明の急死をしていく。・・・ 前田司郎の戯曲を石井岳龍監督が撮った。舞台は未見だが、筋書きや台詞回しは戯曲に忠実に作られているらしく、集団不条理劇としては味が出ていて面白い。又、映画で見せることにより、独特のテンポも生まれ、退屈することもなかった。この事件の原因を追求したり、大学外の様子を描く等、映画化するにあたって冒険が... ...続きを見る

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2015/04/20 18:09
赤ちょうちん(1974)
赤ちょうちん(1974) ふとしたきっかけで知り合った男(高岡健二)と女(秋吉久美子)は、安アパートで同棲することに。ある日、その部屋に以前住んでいたという怪しい中年男性(長門裕之)が居着いてしまう。男は友人(河原崎長一郎)らと一緒に彼を叩きのめすが、・・・ 藤田敏八監督作品。当時流行した「四畳半フォーク」と言われた若者の生活感に根ざした流行歌をモチーフにした作品。小さな幸せを二人で作り上げようともがく若者と社会の軋轢をストレートに描いていて、その時代を知る人達には分かりやすい映画である。その反面、現代から見ると理... ...続きを見る

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2015/04/20 11:13
お嬢さん乾杯!(1949)
お嬢さん乾杯!(1949) 終戦後、自動車の修理業で成功を収めた男(佐野周二)の所へ元華族のお嬢さん(原節子)との縁談話が舞い込んできた。ひと目で彼女に夢中になるが、没落した彼女の過程が金に困って見合いしたことを知り、素直になれない。・・・ 木下恵介監督作品。従来の価値観が崩れてしまって混沌としていた戦後の社会の一断面を風刺した喜劇である。元華族の昔の繁栄が忘れられない人達や、その名前を利用されて犯罪に巻き込まれた父親の姿は、何処にでも有ったこととはいえ、悲劇であろう。その時代のことを知ってくれていた恋人も失った「お... ...続きを見る

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2015/04/15 15:42
阿弥陀堂だより(2002)
阿弥陀堂だより(2002) パニック障害になった妻(樋口可南子)と一緒に小説家(寺尾聡)は故郷の山村に戻ってきた。そこで妻は体を労りながら、診療所で医者として働き、彼は悠々自適の生活を送る。楽しみは阿弥陀堂を守る老婆(北林谷栄)の元を訪ねることであった。そこには彼女から聞き書きをして広報誌に原稿を書いている口の利けない女性(小西真奈美)も通っていた。・・・ 南木佳士の原作を小泉堯史監督が撮った。一言で言うと、「死」についての物語である。この作品の中では、迫り来る死を待ち受ける人、死と戦う若い人、多くの死を見送ってきた... ...続きを見る

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2015/04/12 15:46
栄光への5000キロ(1969)
栄光への5000キロ(1969) フリーのカーレーサー(石原裕次郎)は、恋人(浅丘ルリ子)等と一緒に各地のレースを転戦していたが、濃霧のモンテカルロラリーで事故にあい重傷を負う。日本に帰った彼はかつてのレース仲間(仲代達矢)と共に、日本グランプリに出場、そしてサファリーラリーにも出場する約束をする。落ち着いた生活を望んでいた恋人は彼の元を去って行く。・・・ 笠原剛三の原作を蔵原惟繕監督が撮った。石原プロ制作の映画である。長期の海外ロケを行っており、アフリカの大自然の中を走る画面の迫力は素晴らしい。又、車載のカメラで撮ったレ... ...続きを見る

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2015/04/09 15:58
「女の小箱」より 夫は見た(1964)
「女の小箱」より 夫は見た(1964) 課長夫人(若尾文子)は、仕事ばかりで自分の事を顧みてくれない夫(川咲敬三)に不満を持っていた。そんな時に、夫の株の買い占めを狙っている男(田宮二郎)が近づいてくる。最初は打算で近付いて来たのだったが、徐々に彼女の魅力に取り付けれて行く。・・・ 黒岩重吾の原作を増村保造監督が撮った。「男は仕事に生き、女は家庭を守る」という価値観の人間の、自分の自然な愛欲との葛藤を描いた作品で物珍しいものではない。主人公の夫と愛人に夫々別の女がいて、という設定もありふれている。それでも魅せるのは、若尾文子、田... ...続きを見る

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2015/03/19 17:09
UDON(2006)
UDON(2006) アメリカで芸人修行をしていた男(ユースケサンタマリア)は、借金を抱え、故郷、香川に帰ってきた。姉(鈴木京香)は快く迎えるが、うどん店の父(木場勝己)は、彼に厳しい。ひょんなことから、タウン情報誌の編集者(小西真奈美)と出会った彼は、そこで働くことになる。・・・ 本広克行監督作品。一言で言うと変な映画である。タウン情報誌から「うどんブーム」が起きた顛末と、父の死後その味を作ろうとする主人公の奮闘が何の脈絡もなく結び付けられている。そこに登場する人物像も深く掘り下げられてはいない。敢えて言えば... ...続きを見る

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2015/03/19 11:34
続 網走番外地(1965)
続 網走番外地(1965) 網走刑務所から出所した男(高倉健)は子分(アイ・ジョージ)と一緒に青函連絡船に乗っていた。ふとしたはずみで、マリモを手に入れるが、その中には銀行から奪われたダイヤモンドが入っていた。銀行強盗と間違われそうになった男達は、警察にも犯人にも追われることになる。 ・ ・ ・ 石井輝男監督作品。「網走番外地」がヒットしたので、急遽作られた続編。前作と異なり、最初から高倉健の人気をあてこんだ娯楽作品である。お約束のアクションシーンから、おどけた啖呵売のシーンまで様々な表情を楽しむことが出来る。ファン... ...続きを見る

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2015/02/28 12:14
生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件(1985)
生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件(1985) 新宿西口バス放火事件に巻き込まれ全身やけどを負った女(桃井かおり)は、生命の危機を乗り越え退院するが、軽い運動障害と全身のケロイドが残ってしまった。事件前からつきあっていた愛人(石橋蓮司)の妻が死んだのを契機に一緒に暮らし始めるが、彼の借金は膨らみ続けていた。 ・ ・ ・ 事件の被害者、杉原美津子の手記を恩地日出夫監督が撮った。実際にあった事件をベースにしているので、いろいろと難しい点も多かったと思うが、主人公の感情の細かな移ろいを丁寧に映像化している。一見すると主人公にのみ数々の悲劇が襲... ...続きを見る

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2015/02/24 09:05
炎上(1958)
炎上(1958) 昭和十九年、父の遺書を携えて「駿閣寺」を訪れた青年(市川雷蔵)は、老師(中村雁治郎)の許可を得てそこに修行僧として住むことになった。かねてより、吃りにどうしようもない劣等感を感じていた彼は、変わることのない「駿閣寺」の美しさに憧れていた。終戦後、観光地化していく寺の姿や、愛人を作る老師の姿に絶望した彼は、大学で知り合った片輪の学生(仲代達矢)と知り合い付き合うが・ ・ ・ 「金閣寺放火事件」を題材にした三島由紀夫の「金閣寺」をもとに和田夏十が脚本を書き、市川崑監督が撮った。実際に金閣寺を燃... ...続きを見る

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2015/02/20 10:07
アイデン&ティティ(2003)
アイデン&ティティ(2003) 四人組のバンド(峯田和伸、中村獅童、大森南朋、マギー)はバンドブームに乗ってメジャーデビューを果たす。しかし、バンドブームは過ぎ去り、ギタリスト(峯田和伸)は、自分がやりたかったロックとは何なのかを悩み始める。そんな時、目の前にボブディランの幻影が現れ、勇気づけられる。 ・ ・ ・ みうらじゅんの原作を田口トモロヲ監督が撮った。自らもロックバンドの一員だったみうらじゅんの自伝的な物語を原作にしているので、その時代の若者のロックにかける情熱は見事に映像化されている。それのみならず、若者が普遍... ...続きを見る

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2015/02/17 11:11
網走番外地 望郷篇(1965)
網走番外地 望郷篇(1965) 敵対する暴力団のボス(安部徹)に怪我を負わせ刑務所行きになった男(高倉健)は、久しぶりに墓参りに故郷の長崎に帰ってきた。以前世話になっていた組長(嵐寛寿郎)のもとで港湾業の手伝いをすることになったが、敵対する暴力団の妨害にあい、なかなかうまく仕事が運ばない。 ・ ・ ・ 網走番外地シリーズ三作目、石井輝男監督作品。前二作と異なり、正当な任侠映画の形をとっている。但し、話の中核は主人公と戦後の混乱の中で生まれた混血の少女(林田マーガレット)との交流であり、ほのぼのとした人情物語として観る事も... ...続きを見る

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2015/02/14 14:06
おこげ(1992)
おこげ(1992) 海水浴場でホモのカップル(村田雄浩、中原丈雄)が愛し合う姿を見た女性(清水美砂、現清水美沙)は、その美しさに惹かれる。バーで二人に再会した彼女は、行き先がない彼らを自らのアパートに泊める。 ・ ・ ・ 中島丈博監督作品。同性愛者について一般的にも認知されかかってきた現在と違い「ホモに触るとエイズが移る」というような激しい偏見や差別の中で生きているホモ達の世界を描いた、日本では珍しい映画である。それだけでも一見の価値があると思う。 幼児期の経験から男女の恋愛に素直に入り込めない主人公の女性... ...続きを見る

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2015/02/04 11:19
駅 STATION(1981)
北海道警の警官(高倉健)は、射撃のオリンピック代表選手。その強化合宿と勤務に追われ、家庭を省みることもなく、妻(いしだあゆみ)と別れる。そんな折、先輩警官(大滝秀治)が眼前で狙撃され死亡する。 ・ ・ ・ 倉本聡の脚本を降旗康男監督が撮った。自分の妻、容疑者の妹(烏丸せつこ) 、犯人を匿う女(倍賞千恵子)の三人とのふれあいをオムニバス形式で描いた作品。 主人公の家庭の事情が描かれていないので、いきなり妻と別れてしまう主人公の男が非常に身勝手に思えてしまい、全く感情移入が出来ない。その後の... ...続きを見る

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2015/01/27 09:31
江分利満氏の優雅な生活(1963)
広告代理店に勤める男(小林桂樹)は、ごく平凡なサラリーマン。ある日、泥酔し、雑誌に原稿を書く約束をしてしまう。色々と考えたあげく、その日常生活をそのまま書いてみたところ、直木賞を受賞して、一躍時の人になってしまう。 ・ ・ ・ 山口瞳の原作を、岡本喜八監督が撮った。直木賞を受賞した原作は、何本かの随筆風の文章からなっているので、映画化するにあたって、主人公を山口瞳本人に半ば置き換える感じで、脚色し直している。只、原作の持つ軽妙な味わいは、途中にアニメーションを挿入したりするなど、様々な技法... ...続きを見る

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2015/01/25 21:42
煙突の見える場所(1953)
「お化け煙突」の見える北千住に住む夫婦(上原謙、田中絹代)は貧乏長屋住まい。その二階にはお互いに好意を持っている男女(高峰秀子、芥川比呂志)が住んでいる。ある日、戦災で生き別れになった前夫(田中春男)と妻の子供が置き去りにされていた。妻に裏切られたと思った夫は妻を責めたてるが、妻には覚えがなかった。 ・ ・ ・ 椎名麟三の原作を五所平之助監督が撮った。終戦後の慌ただしい世情の中で市井に生きる人々の哀歓を、細かく描いたコメディである。椎名麟三の小説らしい雑然とした人間模様を上手く映像化してい... ...続きを見る

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2015/01/23 17:28
暗黒街の顔役(1959)
金融会社の社長を殺した前科を持つ元暴力団の男(宝田明)は、恋人(柳川慶子)の為に堅気になって歌手になろうとしていた。その殺人を目撃した少女(笹るみ子)が近くで働いていると知った暴力団幹部の兄(鶴田浩二)は、歌手をやめて、身を隠すように勧めるが、聞く耳を持たなかった。 ・ ・ ・ 岡本喜八監督作品。岡本監督三作目の作品で、まだ本領を発揮していないと言う所だろうが、所謂ギャング映画だが湿っぽい人情話が目立ちすぎて、純粋に対決シーンを楽しめない。主人公の兄弟もヤクザ稼業から本当に足を洗いたいのか... ...続きを見る

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2015/01/15 15:33
ある殺し屋の鍵(1967)
日本舞踊の師匠(市川雷蔵)の裏の顔は腕利きの殺し屋である。ある日、暴力団幹部(金内吉男)から政財界の秘密を握る男(内田朝雄)の殺しを依頼され、実行するが、彼はその裏に財界の黒幕(西村晃)の存在があることを知り、彼を締め上げ、一番の首謀者である政界の黒幕(山形勲)の殺害に成功するが・ ・ ・ 藤原審爾の原作を森一生監督が撮った。 「ある殺し屋」の続編である。シリーズ物で第一作を超える出来栄えのものが見える事は珍しいが、これも例外ではない。第一作があまりに良くできているので難しい面はあったと思... ...続きを見る

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2015/01/12 23:14
あ・うん(1989)
戦友(板東英二)が戻ってくるのを東京で迎えた軍需産業で儲けた金属会社の社長(高倉健)は、戦友の妻(富司純子)に思いを寄せながら、胸の奥に秘めている。戦友が神楽坂の芸者(山口美江)に入れあげているのを見かねて、自分の元に囲うのだが、妻(宮本信子)に知られるところとなって、・・・ 向田邦子の原作を降旗康男監督が撮った。俳優高倉健の魅力が最大限に発揮されている一本。仏頂面とは無縁の一見、軽佻浮薄な男を演じているのだが、実にこれがよく似合う。任侠映画で長年培ってきたイメージと異なるので、違和感を抱... ...続きを見る

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2015/01/12 11:01
海へ 〜See you〜(1988)
パリダカールラリーに不本意ながら有名スター(大橋吾郎)を参加させることになったチームに腕のいいベテランの男(高倉健)が、サポートメンバーとして加わることになった。同じラリーにはその男の前妻(いしだあゆみ)も参加していた。 倉本聡の脚本で、蔵原惟繕監督が撮った。約三時間がある大作だが、その長さを全く感じさせない。世界一過酷なレースと呼ばれたラリーにかける男達の熱情を広大な自然の中に写し込んで、ドキュメンタリーとして見ても大変面白い一作になっている。主人公をカミオンと呼ばれるトラックを運転して... ...続きを見る

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2015/01/05 17:14
暗黒街最大の決闘(1963)
東京の愚連隊のボス(大木実)はアメリカから友人(鶴田浩二)を呼び寄せ、大きい賭場を開こうとしていた。その友人は伝統的なヤクザの家の長男で、それを嫌って家出をした身であった。その父親(薄田研二)が急死し、弟(高倉健)が跡目を継いだばかりであった。 ・ ・ ・ 井上梅次監督作品。鶴田浩二や高倉健が出演しているものの、実質的な主役は外国の資本を元手に、日本で稼ごうとしている新興愚連隊の大木実と、伝統的な任侠道にもとづく世界を大切に思う植村謙次郎扮する組頭である。テーマとしては、時代の流れについて... ...続きを見る

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2014/12/30 10:53
暗黒街大通り<メインストリート>(1964)
戦後間もなくヤクザの親分成金(大木実)は敵対する愚連隊の黒岩(安部徹)の手下らしき男たちに殺される。その三人の息子(高倉健 、梅宮辰夫、待田京介)は父親の復讐を誓い、力を合わせて親の仇を取り成金組を復活させようとするが・ ・ ・ 井上梅次監督作品。東映で配給された映画だが、日活のアクション映画を見ているような爽快感が溢れている。梅宮辰夫がピストルを華麗に撃ちまくるシーンなどは日括映画そのものである。話の筋も、組織に対する忠誠心等ではなく、女がらみの個人的な感情が大きなウェイトを持っている。... ...続きを見る

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2014/12/22 17:56
兄貴の恋人(1968)
女子大生(内藤洋子)の関心事は兄(加山雄三)に恋人がいるかどうか。そんな時、兄の会社の庶務担当(酒井和歌子)が退職した。兄は専務(清水元)から紹介された女性(中山麻里)との結婚を勧められてから、彼女が好きだった事に気づき求婚する。しかし病弱な母(東郷晴子)とヤクザ者の兄(江原達怡)を抱える彼女は承諾しなかった。 ・ ・ ・ 森谷司郎監督作品。/東宝の青春スターだった内藤洋子と酒井和歌子が初共演して話題になった青春映画。他にも岡田可愛、中山麻里、 白川由美等が出演しており、彼女達を観ているだ... ...続きを見る

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2014/12/16 15:23
網走番外地(1965)
ヤクザの殴り込みで人を殺した男(高倉健)は、網走刑務所に収監された。同じ雑居房の囚人達が脱走計画を立てるが、病気の母親(風見章子)に会いたくて、保護司(丹波哲郎)に一時外出を頼んでいる彼は乗り気でない。その計画は、有名な殺人鬼(嵐寛寿郎)の機転によって潰れるが、奥地の作業に行く途中で、仲の悪い囚人(南原宏治)と一緒に手錠に繋がれたまま脱獄する羽目になる。・・・ 石井輝男監督作品。人気シリーズの第一作。この作品が作られた時はヒットシリーズになるとは思っていなかったらしく、本作品もモノクロであ... ...続きを見る

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2014/12/16 10:19
生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言(1985)
ヌードダンサー、バーバラ(倍賞美津子)は弟(片石隆弘)の担任教師(平田満)と一緒に行った福井で幼なじみの娼婦アイコ(上原由恵)と出会う。彼女を暴力団から逃がしたバーバラの恋人(原田芳雄)もバーバラの弟達と一緒にやってくる。・・・ 森崎東監督作品。あちらこちらの原発を渡り歩いて危険な作業をする「原発ジプシー」を扱い、福島の事故以来注目を浴びた作品であるが、本作品の中では数多くのモチーフの一つにすぎない。返還前の沖縄から密航した男女の純粋な愛情物語が太い軸となって物語が進んでいく。そういう男女... ...続きを見る

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2014/12/10 11:16
俺たちの荒野(1969)
米軍基地で働く哲也(黒沢年雄)と自動車修理工の純(東山敬司)は、近所の荒れ地の一部を買い取り、そこで夢を語っていた。そこに時々現れる女性(酒井和歌子)を純は好きになるが、上手く表現できない。その様子を見かねた哲也は女性に伝えに行くが、彼もまた好きになってしまう・ ・ ・ 重森孝子脚本、出目昌伸監督作品。学生運動も陰りを見せていた時代、若者達は皆、目標を失い彷徨っていた。その雰囲気をよく表している作品だと思う。現在から見るとそんなに過激な表現ではないのだが、この時代の青春映画としては妙に暗く... ...続きを見る

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2014/12/05 17:27
愛を乞うひと(1998)
高校生の娘(野波麻帆)と二人暮らしの女(原田美枝子)は、子供の時に死別した父(中井貴一)の、遺骨を探していた。その後引き取られた母(原田美枝子二役)からは厳しい虐待を受けて育っていた。父の遺骨を探して台湾にまで行くが・ ・ ・ 下田治美の原作を平山秀幸監督が撮った。画面の印象から、児童虐待の問題を扱った作品の様に見られがちだが、一人の女性が真のアイデンティティーを求めて彷徨う過程を描いたと見る方が正確だろう 。これまでの人生で唯一人愛してくれた父親の面影を求めて何処迄も行こうとするエネルギ... ...続きを見る

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2014/11/27 22:49
悪人(2010)
長崎で祖父母の面倒を見ながら暮らしている解体工(妻夫木聡)は、出会い系サイトで知り合った女(満島ひかり)をふとしたはずみで殺してしまう。その後で知り合った女性(深津絵里)と一緒に逃亡するが・ ・ ・ 吉田修一の原作を李相日監督が撮った。ベストセラーの映画化という事で、長い物語を一本の映画に収めようとして苦労した跡が窺える。悪く言えば周りの人間のエピソードが多すぎて散漫になってるのだが一つ一つのエピソードに繋がりがあり、それがテーマと密接に絡んでくるので最後まで観るとそれ程気にはならない。只... ...続きを見る

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2014/11/11 17:48
遠雷(1981)
宇都宮でトマト栽培をしている男(永島敏行)は友人(ジョニー大倉)と一緒に酒に女にと日々の鬱憤を晴らす生活だった。そんな彼に見合い話が持ち上がる。見合いの相手(石田えり)は一緒に農業を営んでも構わないと言う。彼女との結婚を決めた彼だったが、その周りには次々と事件が起こる。 ・ ・ ・ 立松和平の原作を荒井晴彦の脚本、根岸吉太郎監督で撮った。急速に都市化の波が押し寄せる宇都宮を舞台に、一人その流れに逆らって生きようとする不器用な若者の生き方を等身大に描き出している。原作の持つ味わいをほぼその... ...続きを見る

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2014/11/05 10:58
あこがれ(1966)
母親(乙羽信子)に捨てられ陶器屋夫婦(加東大介、 賀原夏子)に育てられた青年(田村亮)は孤児院で一緒に育った少女(内藤洋子)と再会する。父親(小沢昭一)と離れられずに居場所を転々とする少女の事を愛するようになるのだが・ ・ ・ 木下恵介が原作のテレビドラマ「記念樹」を下に山田太一が脚本を書き恩地日出夫監督が撮った。当時、テレビドラマの「氷点」で人気を博した内藤洋子の映画初主演作である。未だ皆が貧しかった時代の、さらに孤児院という社会の底辺を見つめて作られたこの作品には、一言では片付けられ... ...続きを見る

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2014/10/31 18:17
海と毒薬(1986)
敗戦の色濃い中、大学医学部研究生、勝呂(奥田英二、現瑛二)と戸田(渡辺謙)はどこか自暴自棄な生活を送っていた。そんな中二人は、軍部から命令された米兵捕虜の生体解剖実験への協力を命じられる。・・・ 遠藤周作の原作を熊井啓監督が撮った。1945年5月に実際に起こった「九州大学生体解剖事件」をモチーフにした作品。こういう純文学を映像化するのは大変難しく、大半の作品は原作の味を損なってしまうものだが、そこは熊井監督の手腕の見せ所。全編モノクロで主人公達の心中を象徴するような黒い海の映像を挟み込むな... ...続きを見る

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2014/10/30 12:07
愛情物語(1984)
育ての母(倍賞美津子)と二人きりで育ってきた女子高生(原田知世)はミュージカルのオーディションを受ける決心をした。その前に、毎年誕生日に花束を贈ってくれる人が実の母親かもしれないと思い会いに行く・ ・ ・ 赤川次郎の原作を角川春樹監督が撮った。正直に言うと何ら観るべき所がない作品である。実の親捜しに始まるロードムービーの要素、出生の秘密にまつわるミステリーの要素、時々挟まれるミュージカル映画的要素、一緒に旅することになった男(渡瀬恒彦)への背伸びした恋心等映画になりそうな要素をいろいろと詰... ...続きを見る

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2014/10/28 09:42
宇宙大怪獣ドゴラ(1964)
ある日、人工衛星が宇宙蛍に襲われて爆発した。一方、東京の宝石商からダイヤモンドが盗まれるという事件が発生し、それを追っていた刑事(夏木陽介)は、ダイヤモンドや石炭が空に吸い上げられていくという奇妙な現象を次々と目撃していた。 ・ ・ ・ 丘美丈二郎の原作を円谷英二特撮監督、福田純監督で撮った。本作品の怪獣は、炭素の含まれている物質を吸い上げていく明らかな形も分からないある意味不気味な存在として登場している。これまでの怪獣が、圧倒的な大きさと存在感で物質を潰していくという恐怖感を持っているの... ...続きを見る

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2014/10/26 17:50
エノケンのホームラン王(1948)
叔父夫婦(田島辰夫、柳文代)の肉屋で働く健吉(榎本健一)は大のジャイアンツ贔屓。ところが向かいの魚屋夫婦(田中春男、清川虹子)はタイガース贔屓で仲が悪い。しかし、そこの妹(春山美禰子)は健吉と恋仲だった。ある日、健吉は志願してジャイアンツに入団するが・・・ 渡辺邦男監督作品。榎本健一の主演映画五十本目を記念して作られた作品。榎本健一が画面狭しと暴れ回る作品と思いきや、ジャイアンツの選手が総出演して演技までしてしまうという当時の職業野球人気に便乗して作られた娯楽映画であった。途中、スローモー... ...続きを見る

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2014/10/24 21:59
英霊たちの応援歌 最後の早慶戦(1979)
昭和十八年、戦局が悪化してゆく中で東京六大学リーグ戦が中止される。しかし、飛田穂洲(東野英治郎)氏等の尽力により、最後に早慶戦だけは行い、学徒出陣していった。彼等にも次々と特攻出撃の命令が下されていく・・・ 神山圭介の原作を、岡本喜八監督が撮った。「出陣学徒壮行早慶戦」として有名な一戦をモチーフにしている。主人公を早稲田の控えのバッテリー(永島敏行、中村秀和)におき、早慶戦の様子よりもその後の悲劇を群像劇として仕上げている。死を眼前にした若者達の何気ない行動が、胸に迫ってくる。野球部の学生... ...続きを見る

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2014/09/26 21:39
家路(2014)
福島原発の原発の事故で避難を余儀なくされた男(内野聖陽)は、母(田中裕子) 、妻(安藤サクラ)、娘と仮設住宅に住んでいる。その腹違いの弟(松山ケンイチ)が東京から突然避難区域内にある家に戻って農業を始めた。・・・ 久保田直監督作品。ドキュメンタリー映画を数多く撮って来た人の作品らしく、原発事故の生々しい現実を扱いながら淡々とした画面で落ち着いた作品に仕上げている。とは言え、突然生活基盤を奪われた登場人物達の苦悩は生々しく、出来れば目を背けたくなる。主人公の家族もどんどん崩壊していく予兆が現... ...続きを見る

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2014/09/20 23:33
おにいちゃんのハナビ(2010)
白血病で入院していた少女(谷村美月)は、退院してみると兄(高良健吾)が引きこもりになっていた。努力して外へ連れ出しアルバイトも始めさせるが、再び倒れる。成人式を迎える兄が町のイベントで打ち上げる花火を打ち上げるのを楽しみにしていた少女だったが・・・ 二〇〇五年に放送されたドキュメンタリーを基に、国本雅広監督が撮った。実話を基にしているだけに胸に迫ってくるものも多い。何よりも個々人がそれぞれの思いを込めて花火を打ち上げる「片貝まつり」の存在自体が感動的である。全編、その街に生きる人達の息吹を... ...続きを見る

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2014/09/08 21:50
赤い文化住宅の初子(2007)
広島で狭い文化住宅に兄(塩谷瞬)と住む中学三年生(東亜優)は、テレビも電話もない貧乏暮らし。同級生(佐野和真)と一緒の高校へ進学する夢も諦めざるを得ない。・・・ 松田洋子の漫画を原作にタナダユキ監督が撮った。「金で幸せは買えないが、金がなければ幸せにはなれない」などというのは常識で今更誰も語らないが、本作品を観ていると本当だろうかと思えてくる。「貧乏」と格闘している主人公には、それ故にこれでもかと不幸が次々と襲ってくる。当然、人生を前向きに捉えることなど出来る訳が無い。しかし、よく考えてみ... ...続きを見る

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2014/08/13 10:05
AIKI(2002)
ボクシングの選手だった芦原太一(加藤晴彦)は、試合に勝利した後、車とぶつかり脊髄を損傷し、下半身不随になってしまう。絶望した彼は自殺まで考えるが、同じ病室の脊髄損傷の男(火野正平)に「一年間行きてみろ」と言われ思い留まる。一年たっても何の希望も見出だせず、自堕落な生活を続けていたが、繁華街での喧嘩から救ってくれたテキ屋(桑名正博)の紹介でテキ屋のバイトを始める。そこで巫女のバイトをしているサマ子(ともさかりえ)と知り合う。彼女がバイトをしている神社で古武道の演武会があり、そこで見た合気柔術に... ...続きを見る

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2014/05/18 22:44
おろしあ国酔夢譚(1992)
江戸時代、光太夫(緒形拳)らの乗った船は漂流し、カムチャッカに漂着する。仲間たちも次々に死んでいき、生き残った六人はイルクーツクまで転々とし帰郷の方法を探る。しかし、凍傷で片足を切断した庄蔵(西田敏行)はキリスト教に帰依しロシアに帰化。又新蔵(沖田浩之)は、現地の女性との生活を選んだ。光太夫は、学者ラックスマン(オレーグ・ヤンコフスキー)の協力を得て、当時の女帝エカテリーナ二世(マリナ・ヴラディ)への直訴が叶い、日本に戻ることを許される。 井上靖の原作を佐藤純彌監督が撮った。丁度、ソビエト... ...続きを見る

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2014/04/28 11:00
按摩と女((1938)
伊豆の温泉場にやって来た按摩(徳大寺伸)は、東京からやって来た女(高峰三枝子)と知り合う。そんな時、次々と盗難事件が発生する。女が犯人だと勘違いした按摩は、人知れず逃がそうとするが・・・ 清水宏監督の小品。短い尺の中に映画の楽しめる要素をふんだんに盛りこんである。負けず嫌いの上に短気で喧嘩っ早い按摩の可笑しさを喜劇的に描き、東京の男から逃れてきた女を情感たっぷりに描く。素直な子供の台詞の助けを借りて話を展開させていく構成など、どれをとっても完璧である。 更に言えば、按摩の描き方が実に痛快... ...続きを見る

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2014/04/15 11:11
生きものの記録(1955)
原水爆の恐怖に取り憑かれた鋳物工場の主人(三船敏郎)は、ブラジル移住を計画するが、息子たち(佐田豊、千秋実等)に反対され、家庭裁判所で準禁治産者の宣告を受ける。それでも諦めきれず息子たちを説得するが・・・ 黒澤明監督の作品。現在の福島の状況を予期していたと思われる内容である。放射能の恐怖から逃げ出そうとする父と現実の生活を維持しようとする息子たち。双方のどちらかが正しくてどちらかが誤っているという問題でないことは明らかだ。しかし、現実社会では放射能の恐怖に怯える父を一方的に非現実的な狂った... ...続きを見る

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2014/04/08 18:07
あした来る人(1955)
実業家(山村聰)は、娘(月丘夢路)と登山に魅せられた亭主(三橋達也)との冷えきった仲に悩んでいた。そんな彼のもとに、カジカ研究に没頭する男(三國連太郎)が資金援助を願いに来る。・・・ 井上靖の原作を川島雄三が映画化。はっきり言って失敗作である。原作も良いし脚本(菊島隆三)も手堅い。しかし、映像化して観ると妙に一人一人の人物の存在感が薄い。登場人物の抱えている「闇」のようなもの、その必然性を感じられないので、何か他人の感情を翻弄しているだけの人物に見えてきてしまう。もっとその辺りを突き詰めて... ...続きを見る

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2014/04/03 17:24
王将(1948)
大阪天王橋の貧乏長屋に住む坂田三吉(阪東妻三郎)は、妻の小春(水戸光子)の忠告も聞かず将棋に明け暮れる毎日。ある日、東京の関根(滝沢修)に千日手で負けてしまう。その悔しさと、妻の励ましを糧に関西一の実力者になっていく。 北條秀司の戯曲で新国劇で上演されていたものを伊藤大輔が映画化した。 この時期、GHQからいわゆる「ちゃんばら禁止令」が出ていて時代劇を制作することは事実上不可能だった。そこで、時代劇の俳優や監督たちも現代劇に取り組まざるを得なかった。阪東妻三郎や伊藤大輔はまさにその筆頭株... ...続きを見る

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2014/04/01 16:40
愛のお荷物(1955)
厚生大臣(山村聰)の妻(轟夕起子)が妊娠した。折しも国会では、受胎調節で人口の増加を食い止めようという法案を審議中。その手前、中絶を勧めるがうまくいかない。やがて、結婚前の長男(三橋達也)や次女(高友子)の所にも子供が出来た事が分かり・・・ 川島雄三監督得意の軽妙な喜劇。重たい社会問題を扱っているように見せかけて飄々とした喜劇に仕立て上げる業は一品級。この作品では、山村聰やら三橋達也やらといった重厚な役どころが多い人達を敢えて起用している所が面白さを増幅している。現在とは違い、ベビーブーム... ...続きを見る

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2014/03/28 10:34
あゝ声なき友(1972)
第二次世界大戦末期、南方戦線に送られ、全員玉砕の運命だった部隊から一人だけ内地へ帰還した上等兵(渥美清)は、皆から預かった「遺書」を届けていくが・・・ 有馬頼義の原作を、渥美清が自らのプロダクションを作り、松竹と提携して製作した。それだけ、渥美清にとって思い入れの深い題材だったのだろう。「寅さん」のイメージで固定化されるのを嫌ったとも言われる。彼がシリアスな役も出来ることは、他の作品を観ても分かるがそれを観客が観たかったかどうかとは別の問題かもしれない。 この作品、彼が遺書を届ける一人一... ...続きを見る

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2014/03/18 13:30
鴛鴦歌合戦(1939)
骨董品狂いの傘張りをしている浪人(志村喬)の娘(市川春代)は、隣に住む浪人(片岡千恵蔵)と恋仲。ところが、彼に資産家の娘(服部富子)や元許嫁(深水藤子)も言い寄ってくる。さらに、浪人の娘には骨董狂いの殿様(ディック・ミネ)も側室にしたいと言ってきて・・・ 日活・テイチク提携のマキノ雅弘監督の時代劇オペレッタ映画。洋楽がジャズと呼ばれて大量に紹介されて、流行歌手が社会的にも認知されて来た時代、何よりトーキー技術が実用化されたことをきっかけに、オペレッタ映画は新しい試みとして何本も作られた。そ... ...続きを見る

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2014/03/13 14:57
あ、春(1998)
良家の娘(斉藤由貴)と結婚した証券マン(佐藤浩市)は、義母(藤村志保)と息子(岡田慶太)と共に平凡な生活を送っていた。ところが彼の前に父親と名乗る男(山崎努)が現れて、家に居着いてしまう。 村上政彦の短編をベースに中島丈博が脚本を書き、相米慎二が監督した作品。穏やかな生活を打ち破る存在が突然現れて右往左往しているうちに新たな生き方を発見していくという極めてオーソドックスな筋書きだが、これを上品な喜劇に仕上げる腕は流石相米監督。男と女、生と死が交差しながら進んでいく物語を、落ち着いたリズムで... ...続きを見る

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2014/03/12 16:23
ある殺し屋(1967)
一杯飲み屋の主人(市川雷蔵)の裏の顔は腕利きの殺し屋。そこに転がり込んだ女(野川由美子)は、暴力団幹部の男(成田三樹夫)と組み、三人で「ヤク」の横取りをした挙句、主人を殺そうと計画するが・・・ 結末を暗示しながらストーリーを展開していく脚本の構成力がすごい。増村保造、石松愛弘の二名があたっているので、この程度は当たり前の仕事なのかもしれないが、完成度の高さは流石。特に、主人公が殺し屋をやっている心情の背後に戦争(多分、特攻の生き残りだろう)で生き残ってしまったことへの後ろめたさがあるという... ...続きを見る

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2014/03/10 17:33
運が良けりゃ(1966)
江戸の貧乏長屋に住む乱暴者熊さん(ハナ肇)と相棒の八っあん(犬塚弘)らの一年間の騒動を描く。 山田洋次監督が馬鹿シリーズの次に撮った唯一の時代劇の喜劇。相変わらずパワー全開のハナ肇が気持ち良く演技していて実に痛快な映画。また、この映画から倍賞千恵子も加わって華を添えている。他にも、渥美清、藤田まこと、砂塚秀夫、武智豊子などの喜劇人競演はなかなかの見もの。 ただ、落語ネタを小出しに使っているので、ストーリーがまとまりに欠ける所が残念ではあるが、そんなことは気にせずにブラックユーモアでおもい... ...続きを見る

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2014/03/04 10:48
遺体 明日への十日間(2013)
葬儀屋に勤務した経験のある男(西田敏行)は、東日本大震災の遺体安置所でのボランティアを申し出る。数多く運ばれてくる遺体を前に言葉を亡くすが、一人一人の遺体に言葉を掛けながら手厚く葬ろうと努力する。 釜石市の遺体安置所の様子を描いた石井光太のルポルタージュの映画化。現実の重さの前に何も言うことはありません。私達に出来ることはあの日に何が起こったのかをひたすら忘れず伝えていくことなのでしょう。多分、演じていた俳優さんたちも同じ思いだったのでしょう。演技の前にそういう思いが画面を通して伝わってき... ...続きを見る

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2014/03/03 16:46
有りがたうさん(1936)
街道で追い抜く人達にありがとうと声をかけることから「ありがとうさん」の愛称で皆に親しまれている乗合バスの運転手(上原謙)。東京に売られていく娘とその母親(二葉かほる)等様々な人を乗せて伊豆・天城街道を行くバスの中での様々な人の触れ合いを描く。 清水宏監督の代表作。小津安二郎と並び称されることが多いが、本当にこの二人は切磋琢磨してお互いにいい刺激を与え続けたのだろうなと思う。個人的には、清水監督は才能の人、小津監督は努力の人といった印象だろうか?この作品でもカメラをバスの中に持ち込んで、バス... ...続きを見る

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2014/02/27 22:43
居酒屋兆治(1983)
脱サラして、函館で小さな居酒屋を営む男(高倉健)は、妻(加藤登紀子)と一緒に細々と暮らしている。そんなある日昔の恋人(大原麗子)の嫁ぎ先の牧場が火事になり、その恋人は行方をくらます。 山口瞳の原作があるのだが、舞台を函館に移したり、ちょっとした格闘シーンを入れてみたりと高倉健ファンのためのサービスが追加された感の強い映画。留置所に入るシーンなどは本当にサービスのような気がする。 この映画のヒロインのような一人の男を愛し続けて、ただそれだけで家族も捨てて破滅していくような女性は、単なる男性... ...続きを見る

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2014/02/27 11:02
明日の記憶(2006)
広告代理店のやり手営業マン(渡辺謙)は身体の異変に気付く。妻(樋口可南子)に促され、病院で検査を受けると医師(及川光博)から「若年性アルツハイマー病」の診断が。進行していく症状とともに、病気を受け入れようとする二人だが・・・ 主人公二人の演技もいいのだが、脇役の好演が光る映画である。医師役の及川光博、会社の同僚役の遠藤憲一、得意先の香川照之、妻の友人役の渡辺えりなどいい役者がきちんと脇を占めていて、リアリティーある骨太なものに仕上げている。そして、圧巻は大滝秀治、映画のテーマと深く関わる役... ...続きを見る

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2014/02/26 09:11
あなたへ(2012)
富山の刑務所で働く男(高倉健)が、亡妻(田中裕子)の遺骨を海に散骨し、手紙を受け取るため彼女の生まれ故郷の平戸まで出かけるが・・・ 一言で言えば、ものすごく不親切な映画だ。ほら、立派なメッセージをいっぱい入れてあるぞ。勝手に察して感動してくれ。という感じである。そもそもこの映画のプロットは、「夜叉」や「あ・うん」を手がけた今は亡き市古プロヂューサーが遺した長いものを複数の人間が整えたものらしい。そういう経緯からか、登場人物が多い割に端折りすぎていたり、あまり意味があると思えないショットが挿... ...続きを見る

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2014/02/20 17:45
うさぎドロップ(2011)
亡くなった祖父の隠し子(芦田愛菜)を育てることとなった独身青年(松山ケンイチ)の奮闘を、父母(中村梅雀、風吹ジュン)、保育所の同級生の母親(香里奈)などとのふれあいを通じて描く。 冒頭の寂しそうな少女の顔を見て思わず「俺が引き取って育てる」と言った主人公の英断に感動し、拍手を送りながら、あっという間に泣かされて、終わってしまいました。寂しそうだった少女の顔がだんだん活き活きとしてくる。それを見ているだけでも気持ちのいい映画です。 それでありながら、保育所探しや仕事との両立の難しさなど、現... ...続きを見る

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2014/02/19 12:22
生きたい(1999)
元化学者の老人(三國連太郎)は躁うつ病を患う長女(大竹しのぶ)と二人暮らし。ところがこの父親ところかまわず糞尿を漏らしたりして長女に怒鳴られっぱなし、姥捨て伝説の民話を読みながら心落ち着けようとするが・・・ いやーー、痛快な喜劇である。決して深刻な物語ではない。民話の姥捨て伝説の話と、現在の親子の話が交代に出てくるが、その落差、現代を生きる人間の潔くない格好悪い部分が否応なく強調される作りになっている。現代の福祉制度などというのは偽善の大きな塊なんだから、老人ホームに行くのと姥捨山に行くの... ...続きを見る

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2014/02/14 13:20
おおかみこどもの雨と雪(2012)
ニホンオオカミの血を引く男性と結婚して、二人のオオカミにも人間にもなれる子供を授かる主人公。やがて、夫を亡くし子供の秘密を守るために田舎に引っ越して子育てに奮闘する姿を描いたアニメーション映画。 題材が奇をてらっているのであまり期待していなかったが、子育てについて考えさせられる良質の映画だった。活発な姉と内気な弟が、最後には姉が人間として、弟がオオカミとして生きることを選択する訳だが、それに至るまでの心理描写が実に丁寧になされていて、子供にも分かるようにそして大人の鑑賞にも耐えれるものにな... ...続きを見る

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2014/02/09 21:51
安城家の舞踏会(1947)
戦後まもなく没落した元華族の安城家、当主(滝沢修)は生まれ育った邸宅を手放すことを決意する。そして、最後に舞踏会を開く。その裏で巻き起こる様々な人間模様。 人間というものは頭で理解していても、なかなか納得出来ることと出来ないことがあるものだ。まさに、突然華族制度は廃止などと言われても何百年とその地位にいた人達にとっては納得出来ることではなかったでしょう。そういう事態の中で、退廃的に振る舞う長男(森雅之)、プライドを捨てきれない長女(逢初夢子)、現実的に対応しようとする次女(原節子)の対比が... ...続きを見る

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2014/01/31 22:05
永遠の0(2013)
まだ公開中の映画なので書きづらいのだが、思ったよりも良い作品であった。 原作者の百田尚樹氏の最近の言動とも相まって戦争を過度に美化した映画だと思っている人もいるかもしれないが、それは決して当たっていない。あくまでも戦争、それも特攻作戦という非人間的な現実を前にした人間の偽らざる葛藤の物語である。 惜しむらくは、主人公がなぜあんなに家族を大切にしようとしたのか、それでもなおかつ飛行機の操縦にこだわったのかの説明が何気なく随所にあると映画としてはより深みが出たであろう。 もう一点、特攻機地... ...続きを見る

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2014/01/14 09:24
青い鳥(2008)
いじめによる自殺未遂があったクラスに非常勤教師(阿部寛)と、そのクラスの生徒との交流を描いた作品。その教師には吃音があり、しゃべる言葉は最小限である。その代わり、自分の意志は行動で表し、眼で表現する。重松清の原作にあるキャラクターだが、そのセリフの少なさが非常に映画的であり、緊張感を与えている。 人間というものは、沈黙されると一番怖いものである。何かを説明してくれと思ってしまう。だがこの教師はあえて何も喋らない。そして対面する生徒ひとりひとりの内面に問いかけてくる。そして、観客もその生徒の... ...続きを見る

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2014/01/13 11:32

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