日本のいちばん長い日(1967)
<<
作成日時 : 2014/04/17 18:13
>>
ブログ気持玉 0 /
トラックバック 0 /
コメント 0
一九四五年八月一四日、御前会議の席での昭和天皇(八代目松本幸四郎)の決断により、「ボツダム宣言」を受諾し、日本は無条件降伏をすることが決定した。それまで徹底抗戦を主張していた阿南陸相(三船敏郎)もこの決定を受け入れざるを得なかった。しかし、陸軍将校達の中にはこれを不服とする者が居り、、深夜に決起し、皇居を占領した。・・・
東宝創立三五周年記念映画とし、岡本喜八監督が撮った超大作である。鈴木首相に笠智衆、米内海相に山村聰を始め、志村喬、高田稔、島田正吾など豪華キャストを揃え、そこに若手の高橋悦史や中谷一郎、黒沢年男などが絡み力演している。
ポツダム宣言受諾を知らせる玉音放送の前夜に起こった、所謂「宮城事件」をほぼ史実通り映画化されている。これが全面的にフィクションであれば、どんなに良いだろうと思う。実に良く出来たサスペンス映画である。しかし、これは紛れも無く「あの日」に起こったことなのだ。日本が起こした戦争自体の「馬鹿馬鹿しさ」が一気に敗戦という現実の前に吹き出した状態を活写した映画といえよう。それほど冷静に見ると、登場人物一人一人の行動は「喜劇的」である。そう考えると、岡本監督が徹底的に戦争を風刺した「肉弾」という作品を次に撮ったのは、至って自然な成り行きだったと思う。この映画と、同じ監督の「英霊たちの応援歌」は、戦争について語るのであれば是非とも見ていただきたい。
 にほんブログ村
|
');
function google_ad_request_done(google_ads) {
var i;
if( google_ads[0] ){
document.write("
");
document.write("
");
document.write("
");
document.write("
");
}
}
// -->