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zoom RSS キャタピラー(2010)

<<   作成日時 : 2014/10/31 11:54   >>

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田舎で一人で暮らしてきた女(寺島しのぶ)の下に帰ってきた夫(大西信満)は、戦場で四肢を失い妻の手助けなしでは何も出来なくなっていた。その姿は「軍神」とされ、一旦は絶望した妻も甲斐甲斐しく面倒をみるのだが・ ・ ・
若松孝二監督作品。ピンク映画にして反戦映画という、この監督にしか作れない作品である。戦時中にピンク映画が出来る訳が無いのでピンク映画の存在自体が極めて反戦的だと思うのだ。そういう風に考えると、この作品はあまりに「反戦」というメッセージを表に出し過ぎている様に思われる。
明らかに有名な江戸川乱歩の「芋虫」から発想されたと思われるが、こちらはひたすら夫婦間の出来事を耽美的に描くことで却ってその裏にある戦争という残酷な事実の重さを強調している。本作品の場合、戦争という背景を描き過ぎて焦点がぼやけてしまったような感じがする。もっとピンク映画に徹した方が面白い作品になったように思われる。殆どが、夫婦間の感情のやりとりの話なのだから、そこから戦争の持つ悲惨さは描けているように思うので、時折挿入される日本が敗戦に至るまでの過程を説明した場面などは殆ど無駄なように感じられた。強烈なメッセージをこの映画に持たせたいという思いは充分に伝わって来るのだが、何か空回りしているような感じがした。
寺島しのぶと大西信満の演技は迫力満点で流石であった。元ちとせが歌う主題歌も素敵な物で、この作品のエンディングにふさわしい。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この作品は見ていないのですが、増村保造監督、若尾文子の『清作の妻』よりも凄いのでしょうか。
さすらい日乗
2014/11/15 07:50
うーーん、『清作の妻』をあまり覚えてないのですが、
こちらの作品は、言ってしまうと不気味なポルノ映画であって、毛色が違うのではないかと思います。
松木完之
2014/11/15 11:50

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