邦画大好き

アクセスカウンタ

zoom RSS 真昼の暗黒(1956)

<<   作成日時 : 2014/12/19 17:10   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

画像

瀬戸内海近くの小さな村で老夫婦が殺された。警察は近くの遊郭で一人の男(松山照夫)を逮捕するが、単独犯行ではないとにらんだ警察は仲間の男達(草薙幸二郎等)を次々と逮捕し、拷問した挙句、犯行を自白させる。全員に有罪判決が出た一審の後、次々と警察に不利な証拠が明らかになっていく。 ・ ・ ・
昭和二六年(1951年)に実際に起こった冤罪事件「八海事件」を題材にした、橋本忍脚本、今井正監督作品。当時まだ最高裁へ上告中だった事件を取り扱った映画で、一貫して被告の無罪を主張する立場から作られている。当然、大手の配給会社から配給を拒否され、制作した「現代ぷろだくしょん」は、以降、現在まで配給を拒否され続けている。しかし、この映画は独自に全国で上映されて大きな反響を呼んだ。当然、最高裁の判決にも大きな影響を与えたと思われる。大きな社会的な意味を持った作品である。現在、明らかに権力に立ち向かっていく気骨を持った映画人が居るかどうか疑わしいものである。
この作品の大きな特徴は、敢えて法廷劇に仕立てずに、罪を着せられた被告の周囲にいる人達の苦悩を細かく描いている事だ。単純に、警察や検察の横暴を暴くという視点だけでなく、罪を犯したと疑われた人間はその家族なども含めて、社会の中でどれほど孤立して生きていかなければならないのかをも問題提起している。「明日は我が身」と考えると恐ろしくなってきてしまう。
被告たちを演じたのは当時、劇団の若手だった俳優たちであるが、皆それぞれに力演している。個人的には、戦前からの新劇俳優、畑中蓼坡の姿が見えて嬉しかった。それにしても飯田蝶子は上手い。



にほんブログ村 映画ブログ 日本映画(邦画)へ
にほんブログ村



日本映画 ブログランキングへ



真昼の暗黒 [DVD]
角川書店
2008-11-21

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 真昼の暗黒 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この映画の正木ひろしさんの原作の映画化には、森谷司郎監督の『首』があります。
かなり異常な情熱を燃やす弁護士の映画です。
その後、正木さんは、偽証の強要で問題になるなど、相当に異常な方だったようですが、それくらいでないと冤罪事件は無罪を勝ち取れなかったのだと思います。
正木ひろしと言う人は
2014/12/21 10:28
たしかにその話は聞いたことが有ります。
良くも悪くも「情熱家」だったのでしょうね?
松木完之
2014/12/21 11:36

コメントする help

ニックネーム
本 文
真昼の暗黒(1956) 邦画大好き/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる