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zoom RSS ちんころ海女っこ(1965)

<<   作成日時 : 2015/05/04 09:25   >>

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東京沖の小さな島為朝島では、旅館を経営している観光会長(南道郎)と海女のショウコ(ホキ徳田)が、島の海女たちに妖しげな水中レヴューをやらせて儲けようと企んでいた。ところが、本物の海女たちにそっぽを向かれ、ストリッパーを海女に仕立てて、ショーを始める始末。やがて、本物の海女たちも芸者やダンサーとなって、参加していく。ところが、ショウコの妹、お玉(中村晃子)だけは関心を示さず、温泉掘りに夢中の父親(左卜全)を助けるために海女を続ける。・・・
富永一朗の原案を石堂淑朗が脚色し、前田陽一監督が撮った。八丈島で大々的なロケが行われた徹底したドタバタ喜劇。只、単なる喜劇に終わらせないのが前田監督の前田監督たる所以。八丈島の歴史に忠実に、「為朝島」という名前は伊豆に流罪になった源為朝が自害した地であるところから取っているし、主人公は、江戸の風紀を乱したとして昔流罪になった人気藝妓の子孫、島の秩序を守ろうと孤軍奮闘する老剣士(浜村純)も流人の子孫という設定を活かしながら、話を作っている。その過去に囚われている暗い思いと対照させる形で、ある意味能天気に島の近代化を図る人々との根強い意識の対立を浮かび上がらせて、島の歴史に思いを至らせようとしているのも粋である。そういう思いを、軽薄なドタバタの中に詰め込んでしまうのは天才としか言いようが無い。
現実にこの時代、八丈島は「日本のハワイ」と称して観光事業に力を入れ、大戦末期まで続いた暗いイメージを払拭しようとしていた。その作戦は成功したのかどうかは兎も角、島の近代化に背を向けていたただ一人の若者の主人公が、晴れ晴れとした表情で島を去っていくラストは様々な意味で象徴的である。埋もれさせておくには本当に勿体無い作品であることは間違いない。
主役の中村晃子は当時まだ十七歳。主役を張るには力量不足であることは否めない。春川ますみ、ホキ徳田等、お色気たっぷりの女優に脇を固められてはたまったものではない。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
昔、蓮沼にあったヒカリ座で見たと思いますが、全く憶えていません。多分、石堂淑郎の脚本と言うので、期待していってがっかりしたと思うのですが。
映画館で見ていますが
2015/05/07 07:55
こういう映画大好きなんですけどねーー。
石堂さんの味もよく出ていて。
あまり評判にはならなかったみたいですね。
何故だろう?
松木完之
2015/05/08 14:57

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