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zoom RSS 綴方教室(1938)

<<   作成日時 : 2015/11/07 22:03   >>

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東京下町に住む小学六年生(高峰秀子)は、綴方が上手で先生(滝沢修)に褒められている。彼女は両親(徳川夢声、清川虹子)や弟(小高まさる等)との貧乏な生活を赤裸々に描き、その綴方はしばしば大人の世界に波紋を呼び起こす。 ・ ・ ・
ベストセラーになった豊田正子の同名の作文集を原作に、山本嘉次郎監督が撮った。鈴木三重吉等が提唱した「赤い鳥」の発刊に端を発した「生活綴方運動」が話題になっていた頃で、そのシンボル的な存在として有名だった原作を、子役として人気があった高峰秀子を主役にして話題を集めた作品である。そういう意味では、公開する前から話題にもなったであろうし、ある程度の観客動員も見込めた作品だっただろうと思われる。そういうプレッシャーの中で、ベテランの山本監督が無難に撮り上げた作品であり、安心して観ることが出来る。
生活綴方運動自体が、子供に自分の置かれている貧しい境遇を直視させ、そこから生きる活力を見出していけるように教育していくという側面があった事は否めず、軍国教育が力を持つ中で弾圧されていく運命にあるのだが、その時代の直前の小学生の偽らざる生活の様子を垣間見える貴重な作品である事は確かである。その貧富の差たるや現代では想像しがたい凄まじいものがある。そして、それを当たり前のこととして皆が受け入れている。日本にもこういう時代があったことを決して忘れてはならない。
なお、この生活綴方運動自体は戦後も受け継がれ、押し付けられた文化像ではなく、民間の日常生活の中から新しい文化を創造していくという運動として一時期盛んになった。



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