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zoom RSS 典子は今(1981)

<<   作成日時 : 2016/09/06 12:12   >>

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サリドマイドの副作用で両腕欠損の典子(辻典子)は、母親の手一つで育てられ、高校卒業を控えていた。母親(渡辺美佐子)の体力の衰えを感じた典子は大学進学を諦め、公務員試験を受ける。・・・
松山善三監督作品。熊本に住む実在の辻典子さんの半生を本人の出演で撮った。「障害者の社会参加」が声高に叫ばれていた国際障害者年に協賛して制作された映画である。 「名もなく貧しく美しく」を大ヒットさせた松山監督に白羽の矢が立ったのは当然だろう。ただ、時代が下り障害者の周りの社会の目も変化していて、障害ゆえに不条理に不幸になっていくという筋書きは撮りづらくなってきていたので、全体で見るとギクシャクした感じの作品になっていることは否めない。生まれてから現在までの母親の苦労がクローズアップされる部分と、現在の主人公の姿をドキュメンタリー風に追いかけた部分のある突き抜けた明るさが不自然に混ぜ合わされているという感が強い。それを象徴的に表しているのが、後半部分の主人公が広島まで旅をする姿をドキュメンタリーとして追っている部分である。映画としてみると、ここで主人公はすごく大変な目にあったり罵られたりしなければ面白くもおかしくないのだが、現実の主人公はそんなこともなく、人に頼みながらスムーズに旅をして行く。大半の障害者にとっては自然にこういうスキルは身につけるもので、驚くような事でもないのだが、それをそのまま撮ったのでは映画にならないだろうというのが正直なところ。まぁそうやって社会で一人で生きていこうとする娘を、時に戸惑いながら暖かく見守る母親の姿には共感できるところが多いのであろう。
現在になってもそうであるが、いわゆる難病モノが単純なお涙頂戴映画では満足できなくなっているところが難しいところである。そのあたりの軋轢に注目した作品もない事は無いのだが、あまり一般向けしないのもまた事実である。誰もが人の不幸に涙するほどの余裕がないのが原因かもしれない。



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